笑顔ライブの原点 気仙沼ボランティア
昨年、僕は、東日本大震災からちょうど100日目に、
気仙沼大島を訪れ、ボランティアライブを行いました。
(詳細はこちら
)
あれから、10か月。
気仙沼大島で、復興椿まつりが開催されるとのことで、
関東愛媛県人会災害ボランティア部 (いよかん党 )の第6回目のボランティアとして僕も参加させて頂くことになりました。
<今回のボランティア内容>
・気仙沼大島復興椿まつり(炊き出し、ミニライブ)
・愛媛県産みかん・トマトなどの配布
・気仙沼横丁にて、ミニコンサート
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もしよければ、下記は
東日本大震災復興応援ソング「一人じゃないんだ 」を聴きながら見てください。
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4月27日夜、
関東愛媛県人会災害ボランティア部とその他有志の方、あわせて37名が集まった。
大所帯で行くため、貸切バスを手配。東京から約8時間をかけて、東北被災地へ。
昨年6月にも視察した、陸前高田市。
前はがれきの山ばかりでしたが、少しは片付いたという印象でした。でも、復興までにはまだまだ時間がかかるだろうとしか思えませんでした。右の写真の真ん中に立っている松の木。津波によって7万本が流された松の木で唯一残った松の木「奇跡の一本松」と呼ばれています。あの松の木も復興までずっと見守ってくれるんでしょうね。
荒地の中に、ひっそりとチューリップが植えられており、なにかを訴えかけるように咲いてました。
気仙沼市。
前回も見た、津波によって打ち上げられた船。周りの瓦礫などはなくなってましたが、船はそのままでした。
気仙沼市が、この船をそのまま残そうという計画があるそうです。(津波の被害を見える形で後世に伝えていこうということですかね)
気仙沼大島へ。水面までの距離はやはり近く、桟橋も壊れたままでした。
約15分ぐらいで、人口3000人の島へ(震災から人口が減っていると地元の方に聞きました)
以前は、フェリーで着いたところに、大きな瓦礫の山があったのですが、それはなくなって、復旧は少しずつ進んでいると思いました。
しかし、島のゴミ収集場所には、まだ車の残骸が積まれてます。
「さあ、僕らのできる事をやろう。」
愛媛県産みかん・トマトなどの配布準備。
昨年6月に行った時は、まだ二次避難所として利用されていた「大島開発センター」。
炊き出し班は、うどんを調理。美味しい料理を迅速に作るみなさんに感服です。
配布班はみかんとトマトを配りつつ、炊き出しとライブの告知をして頂けました。
新聞広告などは入れず、炊き出しとライブがあることを一人一人伝えていくという地道な対応にもかかわず、
かなりたくさんの方が開発センターに集まって頂けました。(想定では15名ほどだったのが40~50人)
炊き出しを召し上がっていただきながら、アーティスト仲間の松本佳奈 さんと僕のミニライブ。
皆さんの笑顔が見れて嬉しかった。
「一人じゃないんだ」を歌いながら彩り書道パフォーマンス。伝えたかった想い。
やっと伝えられたよ。(って書きながら泣きそうになるなう。)
真剣に見てくださいました。本当に集まってくださった大島の皆様ありがとうございました。
お母さんたちがサインがもらいに来てくれたのは嬉しかったな。
お世話になっている、気仙沼地元の方にも、僕の想いを届けました。
宿舎の近くにある、石碑。
その昔、大津波があった際に、ここまで津波が来たという石碑とのこと。
しかし残念なのは、この石碑よりも下に民家が存在し、津波の被害が出ているところもありました。
これを見たとき、時が立てば忘れ去られる事がある。でもこの震災を経験した僕たちは、後世にもちゃんと伝えていかなくてはならない。そんな想いになりました。
宿舎の椿荘花月
では、夜に若旦那より、震災時の体験談のお話をしてくださいます。
震災当日のリアルな話。胸が締め付けられるような悲しい恐ろしい想いになります。
前回の話と違ったところ。
若旦那の二子。実は、3月11日震災当日に妊娠が分かったそうです。
母の怖い体験は、子供にもよくない。生まれてくるのか心配だったそうです。
赤ちゃんは無事10月23日に生まれました。(写真アップ確認済み)
赤ちゃんとも会えました。可愛い。そしてお父さんの背中にしっかりしがみついて笑みを浮かべて寝てました。
「生まれてきてありがとう。」心からなにかがあふれ出しました。
翌朝。
朝市に出向いたり、ライブの時に現地の方に誘って頂いた花見に参加したり、
今回は気仙沼の現地の方と接する機会が多く、一人一人の震災の時の感情や想いを聞くことができました。
ピクニックの場所で、大島中学校の野球部とソフトテニス部が練習してました。
炊き出し班が、昨日余ったうどんをその場で作り、中学生のみんなに食べて頂きました。
中学生の丁寧な挨拶、野球部の子からの「おかわり下さい」の言葉にはジーンとしました。
僕もテニスに参加させて頂きました!(大学時代テニスコーチをやってので教えるぐらいの気持ちで参加したら、女子にも打ち負けた…)本当に楽しかった!
そして、歌のプレゼント。みんな純粋で、真剣に聴いてくれました。みんないい子だね!
大島には、たんぽぽがいっぱいでした!たんぽぽが、この大島の絆が広がっているのを教えてくれているようでした。
大島ありがとう。
気仙沼市内へ。
テレビでも有名になった復興 屋台村 「気仙沼横丁」。キャラクターの「ホヤぼーや」も居ます。
急遽、特設ステージにて、松本佳奈さんと僕のミニライブをさせて頂くことになりました。
今回のボランティアの主宰の岡本さんよりご挨拶後、復興笑顔ライブ!
僕と松本佳奈さんの、サインボールやCD・書道扇子をかけてじゃんけん大会!
書道パフォーマンスで書き上げた「愛」を囲んで記念撮影。(外だから水が乾きやすかった汗)
バタバタでしたが、みんなが一致団結できた瞬間でした。横丁では食事をしたり、復興支援のものを買ったり。
気仙沼ありがとう!
無事到着しました。
バスの中で、一通のメール。
今回のボランティアで知り合った、気仙沼の方からのメールでした。
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今回、気仙沼、大島に来て頂いて本当にありがとうございます。すごく楽しい2日間でした。
今気仙沼が必要としているのは「楽しい気持ち、刺激」です。
そのなかでいよかん党の皆さんや友近890、松本佳奈さんのボランティア活動内容は被災民と直接触れ合うというまさに今気仙沼に必要なものがたくさん詰まってます。
開発センターで見た島民のあの笑顔や、ソフトテニスを一緒にやっていたときの子ども達の笑顔。そうさせた890の姿勢がすごく感動的でした。
この2日間は間違いなく大島の島民を幸せにした時間だったと思います。
これからも全国を回るということで色んな苦難はあると思いますが、お身体に気をつけて頑張って下さい。
それではまたお会いできる日を心からお待ちしております。
890、気仙沼に笑顔を届けてくれてありがとう。
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めちゃくちゃうれしかった。
僕がやっているボランティアに疑問を持つことがあります。
僕たちがやっていいと思っていることは、相手にとって本当にいいと思われているのか。ただの自己満足になっていないのか。すごく考えさせられることがあります。
たった一人かもしれないけれど、今回このように地元の方から、メールを頂けたことが本当に嬉しくて嬉しくて。
もしかしたら、僕たちの活動をいやと思っている人もいるかもしれない。
でも、
「行動しないとなにも起こらない。やらないよりはやったほうがいい。」
「自分が正しいと思ったことを突き進むしかない。」
そう思えた2日間でした。
だから、僕は全国に笑顔を届けます。
この気仙沼から僕の「笑顔届ける施設ライブ 」はスタートしました。
また行きます。気仙沼。
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気仙沼大島へのボランティア興味がある方いらっしゃったら、ご連絡ください。繋ぎます。
愛媛関連以外の方でも大丈夫です(今回も3分の1愛媛出身者ではありません。)