
優勝は芦澤 選手
おめでとうございます!
地元勢を分断した平原 選手は邪魔を………
ラインの勝利に貢献!
ケイリンメールマガジンから
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■■■■ 青森競輪開設65周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」【GIII】(最終日編)
■■ ■■ ~4コーナーから壮絶な伸び比べ~
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青森競輪開設65周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」が9月3~6日の
日程で開催された。新田祐大、箱田優樹を先頭に分かれた北日本勢とライン
4車が結束した関東ラインの激突は予想以上の激しさを見せた。平原康多の
分断に早々と早坂秀悟が箱田の番手から出ると、2コーナーまくりを打った
平原と佐藤友和でバックからは力のぶつかり合いに。そのまま直線に入ると、
新田祐大をけん制しながら関東3番手の牛山貴広は外へ。空いた中バンクを
芦澤大輔が鮮やかに突き抜け、2012年5月の平塚以来となる2度目の記念優勝を飾った。
「ラインのおかげ」。開口一番、芦澤大輔はこう話す。決勝戦は関東4番手回り。
「優勝(を狙うの)はもちろんだけど、平原、神山さんが1枚も2枚も上。
その援護ができれば」という気持ちでレースに臨んでいた。打鐘で平原が
箱田ライン分断を匂わせると、たまらず早坂が3コーナーから先頭に。
ホームから踏み上げた早坂に2コーナーから平原がまくりで襲い掛かると、
平原をけん制しながら佐藤友和が2の矢を放つ。平原、佐藤の意地の張り合いは
直線まで続くと、空いた中バンクを芦澤が突き抜けた。
「2センターで牛山さんが新田を張るのが見えて、そのまま外に踏んでいった。
コースが空いた? ホントにそう。僕は僕で何とかできることをと思ってたけど、
ラインのみんなが東北を寄せつけなかったから自分にチャンスが生まれたんだと思う」
前回のサマーナイトフェスティバルでも決勝3着に入った。「調子はいいですね。
全然悪くない」の言葉どおり今大会で3年ぶり、2度目の記念優勝を飾った。
いいムードで次の松戸オールスターを迎えられそうだ。
「(2回目の記念優勝まで)長かったけど、それが実力。強い選手は一定の
上空を走ってるけど、僕は波が大きかったので。2回目の記念優勝で周りの
見方が変わって、これから自分がどうするかに今後がかかってきますね」。
芦澤らしく真摯に、そして謙虚に。2度目の優勝の味をかみ締めていた。
惜しくも2着の牛山貴広だが、新田をけん制しながら外を鋭く伸びた。
「新田が来ると思ったし、来てたんで。そこに対応できたけど、横に振った
とこで前に踏んでしまって、そこは申し訳なかった。でも平原はここで
行くってとこで行くので勉強になりますね。(記念の)決勝2着は初めてだし、
豊橋記念からはひとつ上がった。次は優勝目指します」
早坂の番手で必死の抵抗を見せた佐藤友和だが、茨城コンビの強襲に屈した。
「秀悟も出たときに自分が何とかしてやるって感じだったんでしょうね。
ホームで後輪が飛んでたし、かかりも昨日、一昨日ほどじゃなかった。
平原を持って行ったあとも伸びてなかったのでゴメンと(出て行った)。
優勝できてないのは納得いかないし、たくさん反省点はあったけど、
今後につながるチャンスにはなったと思います」
5着に敗れた平原康多だがシリーズ中は走るごとに状態を上げ、復帰戦で
まずまずの手応えをつかんだ。
「あのスローペースで叩かれて、引いてたら勝負権がないと思ったんで
早坂のところに行きました。自分も(4車の)ああいうラインを作ってもらって、
それに応えないといけなかったですし。体は動いてたと思うし、日ごとに
状態はよくなってきた。あとはオールスターまでに上積みしたい」
「それ(分断)も想定してたんで」としながらも早めに番手から出る形になった
早坂秀悟はバツが悪そう。
「平原さんが内で俺らが外じゃね。でも、あれじゃ箱田に悪いし、
ちょっと早かったかも。フタをしといて新田のカマシを待ってもよかったかな」
レース経過
号砲で各車出渋るが、新田祐大がゆっくり出て正攻法に構える。隊列は
新田-成田和也が前受け、平原康多-神山雄一郎-牛山貴広-芦澤大輔で中団、
箱田優樹-早坂秀悟-佐藤友和が後攻めの形で落ち着く。
青板周回のバックから早くも箱田が上昇。平原にフタをしながら赤板を迎える。
平原も車を引こうとはせずに、早坂と併走しながら前に攻める。箱田が
打鐘前に誘導員を交わしてスパート。平原がそのまま番手で粘るが、
併走を嫌った早坂が箱田を叩いて先行策に出る。佐藤友和がしっかり続き、
平原も2人を追っていく。最終2コーナーで平原が3番手外併走の態勢から
仕掛けると、これに合わせて佐藤が自力発進。両者で体を合わせて激しく踏み合う。
後方から大外をまくり上げた新田は伸びを欠いて不発。佐藤と平原が並んだまま
最終4コーナーへ。最後は芦澤が平原と神山の間を鋭く伸び切って優勝。
直線で外を伸びた牛山が2着に入った
次回は岐阜記念
ではまた



