ペドロのこのゴールまでは完璧に近い内容だった。
これで2戦合計で1-1、ホームであと1ゴールを奪って…。
しかし…、
パウリーニョにアウェイゴールを奪われ、あと2ゴールが必要に。
試合終了間際、夢生が意地の勝ち越しゴールを決めて2戦合計2-2とするも、あと1ゴールが奪えず、アウェイゴールにより広州恒大に屈してACL敗退。
鹿島の今シーズン最大の目標であった、悲願のACL制覇が潰えた。
まさか、「切り替えてリーグ戦に集中します」とか言って、お茶を濁すわけじゃあるまいな!。
高らかに全タイトル制覇を掲げたフロントは、この結果に対してどんな決断を下すのか、見せてもらおうじゃないの!。
さて、この試合の2時間前にはU-20ワールドカップもベネズエラに敗退。
17:00キックオフは早ぇ!。
会社を17:00の定時とともに飛び出し、自宅へクルマを走らせるもこの時間はどこも混んでる…。
テレビの前にたどり着いたのは前半40分になろうとするころ…。
中2日での4試合目、選手たちは疲れていたな。
特に岩崎はかわいそうだった。
小川の離脱により、ひとりで攻撃の責任を背負ってしまったかのように自分自身でプレッシャーをかけてしまい、チカラが入りすぎて空回りすることが多かった。
前線からのプレスをかけ続けるハードワークを中2日の4試合ずっとやっていた中で、もう今日は疲弊しきってしまっていた。
チャンスを作っていた高木を残して、岩崎を下げるべきだったと思う。
また市丸を下げてしまったことで、ボランチから縦パスが入らなくなった。
このふたつの交代策は失敗だった。
全体的に守備は良く出来ていた。
両サイドバックは対等に渡り合っていたし、中山と富安のセンターも集中していた。
が、セットプレーから悔しい失点を喫した。
富安はマークを外してしまい、さらに少しボールの軌道を読み間違えた感じで頭を越された。
予想もしてなかった事態で小川を失なってしまったのは痛かったが、今日のように堂安が封じ込まれた時に変わりになるような攻撃の切り札が居なかったのも残念だった。
水戸ホーリーホックでプチブレイクしつつある前田大然のような活きのいい選手がいればなぁ、なんて思った。
そして、メディアからもファンからも期待されすぎた久保。
試合終了後は呆然自失だったが当然だろう。
今日に限って言えば、あの状況で求められたチャンスメイクやゴール、何ひとつ出来なかった(させてもらえなかった)。
東京オリンピック世代、今後の成長は不可欠。
各選手が、チームで試合に出場し続けることが大切だ。
はたして堂安は日本を飛び出すのだろうか。