ブリューゲルの紅茶
上野で開催中の
ブリューゲル展
~画家一族150年の系譜~
に行ってきました。
↑あまり綺麗に写りませんでした。すみません。
16~17世紀に活躍した、フランドルを代表する画家一族です。
ピーテル・ブリューゲル1世(父)
ピーテル・ブリューゲル2世(長男)
ヤン・ブリューゲル1世(次男)
ヤン・ブリューゲル2世(ヤン1世の長男)
・・・
一族だけでなく、彼らに影響されたこの時代の魅力あふれる絵画展でした。
「鳥罠」ピーテル・ブリューゲル2世(長男)
右手に鳥を捕まえる仕組みの罠が描かれています。
氷の上で遊ぶ人々の中にはカーリングのような事をしている人も見つけられます。
楽しく遊んでいるけれど、気を付けないと氷が割れたり、釣りの穴に落ちたりしますよ。鳥罠のように…。
という絵だそうです。
「野外での婚礼の踊り」ピーテル・ブリューゲル2世(長男)
私の中の「ブリューゲル」はずばりこれです!
王族でも貴族でもない、庶民を描いた先駆的な絵画です。
庶民を見下すわけでもなく、同じ目線の高さで描かれた絵から、ミレー等と同時代の作品だと勝手に思っていたので、中世の作品だということに驚愕でした。
拡大してみたら、踊る女性たちは皆、エプロンの陰に何か小さなポシェット?(スマホケース?)みたいな物をぶら下げています。
これなんでしょう?
表紙の華やかな花の絵画は、ヤン・ブリューゲル1世(次男)とその息子ヤン・ブリューゲル2世(ヤン1世の息子)によるものです。
この時代には、共作することが普通だったらしく、↑親子の連名だけでなく、周りの花を描く人と、その真ん中に位置する部分に肖像画を描く人とに分かれていたりが普通だったようです。
ヤン親子の描く花が、紅茶缶のデザインになっていました。
缶になっても華やかで素敵です。
しかも、この缶はおもしろくて、蓋の真ん中部分が外れて、マグネットになるのです。
残された方の蓋は、ティーバッグ置きになりますね。
(いや、いや、そんな事はしないでしょう)
中にはティーバッグの紅茶が入っています。
中身はヘーゼルナッツフレイバーの紅茶で、ブリューゲルの世界観をイメージして、ハンドブレンドで仕上げたオリジナルティーです。
フランドル気分で、オランダのお菓子をストループワッフルを熱い紅茶の上に置いて、ティータイムを楽しみました。
正確に言うと、フランドル地方はオランダではなく、現在のベルギー辺りの事なのですが、ネーデルランド・チームと言うことで
最近の美術展の流行りものと言えばこれです。
出口にガチャガチャが置いてあるのです。
出てくるのは、ナント!
最後の審判のキモキャラが勢揃い!
ヤーン・当たりたくない!
いろんな面で楽しませてくれたブリューゲル一族でした
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