紫耀くん主体の世界になるのかと思いきや、
ジンくんの、たぶん相当な覚悟と努力をしたんじゃないかな、と感じられるラップへの没頭感とフィット。
そして、
岸優太さんの個性がそのまま歌詞や衣裳やメイク振り付けに活かされているハマりかた。
ビジュアルも声の出し方(高い声や低音の使い分け)もこのMV にぴったりですよね。
岸くんのいつもの(なのか?)日常の(天然といわれる?)ボケはこのグループでのこういうポジションを得るための伏線だったのかと思えるほど。
そうなると紫耀くんの美しいビジュアルや衣裳、完璧なヒップホップが地味に感じる。
もちろん彼が誰にも真似の出来ないオーラを持っていることと、疲れ知らずのというか疲れたことも忘れて没頭するほどの集中力←きっと努力という言葉が嫌いなのでは?とにかく上手くなりたい一心、信念を持っているからこそ唯一無二の存在であることに間違いありません。
ここからも、
普段から紫耀くんが自分には何も強みがない、と云っていた意味がわかります。めちゃくちゃ考えてたどり着いた本音なんだと。
そんな
ハッチャケ具合も何を仕出かすかわからない宇宙人的な様子も平野くんが【最上級】な一番ですが、このMVのおとぼけキャラは岸くんに任せるしかない。
そして誰よりも努力の人と云われる岸くんを越えるほどの汗を流したと思われる神宮寺勇太。彼がこの楽曲の中心にいると感じました。
たまたま昨夜、ドームツアー(Mr.)の特典映像を直前に観ていたからジンくんのステージやショー構成の全体を俯瞰で眺めたり、遠い観客が楽しめないんじゃないか見えないからと細部に渡る変更をその専門のスタッフさんに求めたりする姿と重なって、どう動いたら、どう関わったらこのデビュー曲を最大限のところまで引き上げられるか彼が考え抜いたのではないでしょうか。そんなことを考えてたのでジンくんが中心で引っ張る役割がかなり大事な存在なんだと伝わって来たんです。
このMVを観ていて
感じる
この不思議さ。
音楽の知識もジャンルの範囲の狭い私はクリスマスの賛美歌やミュージカルの旋律や特定の作曲家の楽曲が好きで、美しいメロディじゃなくてはダメ。歌手も癖が強いのは苦手。音を外さない、耳に心地好くない、歌といえないものはダメ、基本的に上手くなければ音楽とは認めない頑なさがあります。ラップを音楽と思ったことさえありません。
(といってもヒップホップ自体が嫌いというわけじゃないんです。90年代にニューヨークのブロードウェイのダンススタジオでまだ日本に入ってきていないクラスに通ってたことがあります。その頃いちばん新しくてかっこいいって思っていて。)
Number_iのデビュー曲『GOAT』はリズムが主体のメロディラインさえよくわからないのに歌詞がよく聴こえてくるし、彼らの云っているラップに本音があふれでているので、どうして前の事務所を辞めたのか、何をしたかったのかわかってきます。
耳にクセになる、そんな感じ。
そしてMVが秀逸。
ラップが云いたいことを正直に言うスタイルだと知っていましたが、
こんなにもシンプルにこれがやりたかったんだよ、だから(想像するには営業戦略的に平野くんのやりたいことはNG、とか、平野くんの目指すジャンルはその要素をちょこっと取り入れる位ならいいけど本格的には事務所カラーにそぐわない、など)ダメだと云われたら自分たちで覚悟を決めて、潔く辞める。
そして、新しく始める。何かを創る。失敗したって、中傷されようがやりたいことをやる。それだけのこと。と、かっこよく楽曲にまとめられています。こんなにも伝わって来るのだからその通り、納得しかありませんね。やりたいことをやって、結果がついてきたら御の字。ダメでもともと。でもやるぜ。って感じがいい👏
理解力のない記事や中傷したいだけの人たちは当時(辞めることが発表された時、そうなった時)もその後も、
彼ら(主に平野紫耀さん)が何を発しているのかわからないふりをしたり、ねじ曲げて言外に勝手な意味(全く違う解釈で貶める)をつけたり。
そんなこと(外野の意地悪)より、
自分たち僕たちを信じて。ただシンプルに、これがやりたかったんだよ。と。
そのメッセージがかっこいい👏
ほら、
もともとアイドルになんかなりたかったわけじゃない。って言ってたじゃないですか。それは本音だし、かといってなげやりになるのではなく。小さい頃から家計のために(特に母親のために)働く意味(自分を犠牲にしてまで稼ぐこと)を知っていたからこそ、仕事として受けているからにはプロフェッショナルな振る舞いをするスタンスで所属している間の立場を貫いたんだとわかります。
本当、最初は全然入ってこないメロディだったのに、ぐさり刺さってくる歌詞たち。
不思議です。
(なぜだか元旦にあげたページが壊れてしまったのであげなおしました💦)