終りに見た街 | MusiCinemania by Uzo★mUzo

終りに見た街

↓ランキング参加中です。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村


映画評論・レビュー ブログランキングへ

↑クリック、よろしくお願いします。

○●○●○●○●○●



テレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム
テレビ2024/9/21

原作 山田太一
脚本 宮藤官九郎
音楽 沢田完
演出 片山修

出演
田宮太一/大泉洋
田宮ひかり/吉田羊
小島新也/奥智哉
田宮信子/當真あみ
田宮稔/今泉雄土哉
寺本真臣/勝地涼
田宮清子/三田佳子
小島敏夫/堤真一
黒焦げで死んでいく男/猪野学
五十嵐/神木隆之介(特別出演)
先輩俳優/田辺誠一(特別出演)
後輩俳優/塚本高史(特別出演)
農夫/西田敏行(特別出演)
老人/橋爪功(特別出演)

(あらすじ)

2024年。
田宮太一は売れない脚本家。
ドッグウェア専門店にパートで勤める妻・ひかり、
思春期の娘・信子、やや反抗期の息子・稔、
認知症の症状が出始めた母・清子、
愛犬のレオと暮らしていた。

テレビ朝日のプロデューサー・寺本から
「終戦80年記念スペシャルドラマ」の脚本を押し付けられ、
戦争に関する膨大な資料に目を通しながら
寝落ちしてしまった太一。

衝撃音で目を覚ますと、
家族と家ごと昭和19年6月にタイムスリップしていた。
終戦まであとおよそ1年。

亡き父の戦友の甥・小島敏夫と、
その息子・新也も共にタイムスリップしている事がわかり、
終戦まで生き残るために協力していくことにする。

(感想)

TVerで1.75倍速で見た。
そんなことをしたのは初めて。
眠かったし、早く結末が知りたくて。

で、それくらいでちょうどよかった。
ってか、1.75倍でもわかるんだな。

1982年に初ドラマ化された時、
自分は小学生だったが、
CMや新聞批評だけで本当に怖そうで、
妻役の中村晃子のファンだったんだけど、見なかった。
ずっと記憶の底に残っていたわけだから、
相当なインパクトだったし、
子供だったので
「自分の身にこんなことが起こったら…」って考えちゃったんだろうね。
つい最近初めて見たんだけど、
思った以上にシリアスだった。
ラストも、想像していたとおりに救いがなかった。

山田太一は
「異人たちとの夏」とか、
「飛ぶ夢をしばらく見ない」とか、実はSFなんだな。

で、クドカンは
随所に現代のエッセンス ← 結構難しい と
クドカンらしさを入れながら ← 怖さがなくなった 
救いのないラストは変わらず。

結局、戦争は始まったら
どんどん盛り上がっちゃうもので、
この先もずっとなくなることはないんだってことだろうし、
ひょっとしたら、
タイムスリップした若者たちが歴史を変えちゃってたりしたかも知れないし、
色々考えられるが、いずれにしてもやりきれなさが残る。

が、大泉×クドカン効果で軽いな。
軽いところが終戦80年の現代っぽいともいえるし、
軽くしていいものなんだろうか?とも思う。
だから1.75倍視聴でちょうどよかった。

特筆すべきは三田佳子。
やっぱりこの人はうまい。
しっかりと、時折アルツな可笑しなおばあちゃんだった。

テレビオフィシャル・サイト



○●○●○●○●○●

X (←リンク)

○●○●○●○●○●

映画、音楽
MusiCinemania by Uzo★mUzo