ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語 | MusiCinemania by Uzo★mUzo

ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語



原題:Little Women

映画2020/06/12
CD2020/10/14

監督・脚本 グレタ・ガーウィグ
原作 ルイーザ・メイ・オルコット「若草物語」
音楽 アレクサンドル・デスプラ

出演 シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、
エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、
エリザ・スカンレン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ、
クリス・クーパー、ジェームズ・ノートン、
ルイ・ガレル、トレイシー・レッツ、ボブ・オデンカーク、
ジェイン・ハウディシェル、アビー・クイン

(あらすじ)

1870年代のニューヨーク。

ジョー・マーチ(シアーシャ)が
出版社のダッシュウッド(トレイシー)に
友人を語って自分で執筆した小説を
セールスしている。
原稿は売れるが、
ダッシュウッドには
金が欲しいなら売れ線を目指し、
もっと短く、もっと娯楽要素を増やし、
ヒロインは最後に結婚させるか、死なせろと言われる。

同じ下宿に住む
大学教授・フリードリヒ(ルイ)にせがまれ、
新作の原稿を読ませてみると
酷評される。
ジョーは怒って絶交を言い渡す。
彼にとっては、
ジョーの才能を信じた上の発言だったのだが。

そんな中、故郷で暮らす妹・ベス(エリザ)の
危篤が報され、帰省するジョー。

彼女の頭の中に
かつての家族の様子が思い出される。

-1860年代のマサチューセッツ。

ジョーは四人姉妹の次女。
長女・メグ(エマ)、
三女・ベス、
四女・エイミー(フローレンス)と
母(ローラ)と
メイドのハンナ(ジェイン)と
裕福ではなかったが
慈悲の心を持ち、楽しく暮らしていた。
父は従軍宣教師として戦地に赴き、不在だった。

メグに着いてパーティーに行ったジョーは
そこで向かいに住む
ローレンス(クリス)の孫・ローリー(ティモシー)と出会う。

(感想)

読んだことがあるような、
設定は覚えていても、
内容を覚えているような覚えていないような「若草物語」。
映画レディ・バード で才能を感じたグレタ監督+
豪華キャストでの映画化でぜひ観たいと思ったんだけど、
上映期間はコロナ禍で、
当時はマスクして映画観るのもなぁ…と思って
劇場では見なかった。
配信でやっと観賞。

メリル演じる伯母に
金持ち男との結婚を勧められるも、
全員、自分が好きになった相手と結婚する。
前時代的な感じはするけど、
極々自然な流れで、気持ちがいい。

ジョーとお母さんが
「怒り」について語り合うシーンも出色。
出番は少なくても印象を残すダーン。

一番家族思いなジョーが、
自分の幸せに遠回りする性分になってしまう展開、
シアーシャはとてもハマっていた。

シャラメ演じるローリーが
とらえどころのなさが魅力になりがちの若い男の子
→ こういう役は彼にピッタリだ。
から、ジョーにフラれて
エイミーを伴侶に選び、
普通の男になっていく過程もリアルだった。

エイミーも、末っ子にありがちな感じで、
演じるピューは
それをうまく体現していた。

一族総出で学校を開校する結末は、
今だったらそれからのほうが
ドロドロな題材になるんだろうけど…(笑)

ラスト、
製本化された自著を抱きしめる
ジョーの表情が素晴らしい。
夢が叶った時、
自分もああいう
泣き笑いみたいな表情になるだろうな。

グレタのセンスが光り、
デスプラの音楽も清々しい余韻を残す。

観て良かった。

映画オフィシャル・サイト



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