越路吹雪物語 第11週 | MusiCinemania by Uzo★mUzo

越路吹雪物語 第11週



テレビ2018/01/08-

脚本 龍居由佳里
演出 藤田明二、今井和久
音楽 森英治、S.E.N.S. Company
ナレーター 真矢ミキ

出演

内藤美保子(コーちゃん・越路吹雪)/大地真央
岩谷時子/市毛良枝
内藤法美/吉田栄作

藤本真澄/デビット伊東
雨宮すず子/池津祥子
田畑和子/三倉佳奈
杉尾祐介/羽場裕一

松岡功(東宝社長)/榎木孝明
浅利慶太/近江谷太朗

美川憲一/美川憲一

第11週
♪主題歌
ラストダンスは私に
/瀧本美織

両親を相次いでガンで亡くした美保子は
自分もガン気質であると考え、
時子と法美に
もし自分がガンになったら
告知して欲しいと言うのだった。

時子は美保子を誘って
評判になっている
浅利慶太の舞台を観賞した。

すっかり彼の才能に惹かれた美保子は
一緒に仕事をしたいと言い、
時子は2人を引き合わせて食事をする。



浅利と仕事がしたいと説得する美保子は
緊張からすっかり酔っており、
彼が承諾した頃には眠ってしまった。

しかし時子は
東宝専属の越路吹雪と、
劇団四季の浅利が一緒に仕事をすることが
難しいことを藤本から聞かされていた。

時子はまず、前田部長に話をするが一蹴される。
そして、吹雪と浅利に
密会の噂が出ていることを聞かされる。

法美は劇団四季のホームグラウンドである
日生劇場でリサイタルをして
実績を作ることを提案し、時子も賛成する。



日生劇場と吹雪の相性は良く、好評だった。
東宝の松岡社長もやって来て称賛し、
浅利と対面する。
部長は社長に話をしておくと言っていたのだが、
彼は何も聞いていないと言う。
だが美保子も時子も
社長がうすうす感づいていることがわかった。

美保子は社長を芸能界と父と思っていた。
時子は、そう思っているのなら
父娘で話してみるべきだと言い、
美保子は直談判を決める。
彼女は喧嘩別れになっても東宝を辞めると言い、
時子も彼女を支持すると言った。

藤本は浅利を訪ねる。
そこで浅利は皆が越路吹雪に甘いことを指摘する。
藤本は越路吹雪と運命を共にする気があるか尋ねる。

社長室を訪れた美保子は、
「もう一度ちゃんと勉強がしたい」と訴え、
「またいつか東宝の舞台に立って欲しい」と言われて
専属契約を解消することが出来た。
社長から藤本の尽力があったこと、
彼が浅利と喧嘩したことを聞き、
美保子は2人を訪ねる。



2人は将棋を指していた。
先日、藤本は
「越路吹雪を育てるつもりはあるのか?」と尋ね、
浅利は
「仕事をする以上は対等。育てるつもりなんてない」と答えた。
それを聞いた藤本は頭を下げ、
「越路吹雪をよろしく頼む」と言ったのだった。
美保子は2人の思いやりに感謝した。
別れを惜しむすず子。

浅利がリサイタルの演出をすることになった。
シャントゥーズ・レアリスト(=真実を歌う歌手)を求められ、
「今までの越路吹雪をぶっ壊せ」という厳しいダメ出しが続いたが、
美保子は久々に充足感を得ていた。

そして初日、独立後初のリサイタルで
美保子は大きなプレッシャーにさらされていたが、
大成功し、
その後はロング・リサイタルとして公演数を増やしながらも、
プレミア・チケットと化して話題になっていく。

作詞家としてヒットを連発している時子。
ピンキーとキラーズの「恋の季節」は
美保子の体験が元になっていた。
かつてフランスで
「夜明けのコーヒーを一緒に飲もう」と男に言われた美保子は
夜明けになってから彼の部屋を訪れたのである。

仲間内で時子のヒット記念パーティーの企画が持ち上がり、
美保子も賛成。
だが、2人に比べてキャリアの浅い法美はヒットや賞と縁がなく、
気を遣った美保子は
お祝いはするが夫婦は欠席すると時子に伝えるのだった。

時子は美保子が方々で法美のことを売り込んでいることを知る。
そして法美のマネージャーをやって欲しいと美保子に頼まれる。
だがそれは断る。
そもそも不向きだった仕事をしているのは
美保子が相手だったからだ。

すると美保子は作詞家として協力して欲しいと言って、
全曲を法美が作曲し、時子が作詞したアルバムを作ることを提案する。



その年の「紅白歌合戦」では
その中の1曲「イカルスの星」を歌唱した。
だがヒットしなかった。



美保子は45歳、時子は53歳になろうとしており、
1月に舞台の仕事が多い美保子は
体力的な疲れを感じ始めていた。

時子は浅利に相談し、紅白を「卒業」することを決めた。
「卒業」という言葉に宝塚らしさを思った浅利は
そのままの言葉を先方に伝えるようにアドバイス。

それは大きな波紋を呼んだが、
「辞退」ではなく「卒業」というニュアンスだったため
NHKは了承、
越路吹雪は「愛の讃歌」を歌って紅白を卒業した。



越路とトワ・エ・モワが競作した
法美作曲の「誰もいない海」。
トワ・エ・モワのほうがヒット。
作曲家として法美が認められたことを大喜びする美保子。

夫婦で祝う中、時子から電話が入る。
近頃体調が思わしくなかった秋子だが…

イカルスの星/越路吹雪


(感想)

左から
内藤法美、越路吹雪、浅利慶太、岩谷時子

ふてぶてしく登場した近江谷だったが
だんだん柔和に。

藤本真澄

デビットが味わい深く演じている。

松岡功(修造の父)

ドラマでは彼が当時の東宝の社長ってことになっているんだけど、
彼の父親の松岡達郎が本当なんじゃないかな?

どんな仕事にしろプレッシャーってあるし、
どれだけ緊張感を持って臨んでいるかによって
その深度も違う。
完成しているものを
ぶっ壊すっていうのもシンドい。
コーちゃんのプロ意識の凄まじさを感じる。

「愛の讃歌」の出だしの節回しが
変化したのは浅利の影響なのかな。

コーちゃんは紅白に
昭和27年(第2回)
交通事故に遭った松島詩子の代理で初出場、
昭和31年から昭和44年まで
連続14回、通算15回出場している。

昭和38年、昭和40年、昭和41年、昭和42年、昭和43年、昭和44年を
NHKBSの「思い出の紅白歌合戦」で見た。
昭和38年の「ラストダンスは私に」は最高に格好良く、
昭和43年の「イカルスの星」は激しくシェイクして歌っており、
昭和44年はセリで登場、圧巻の熱唱。
応援合戦では渥美清に「メスゴリラ」と言われていたのが印象的(笑)
この時代の紅白は神がかり的に素晴らしい。

紅白辞退について、
噂では
ジーンズで出場したカルメン・マキにキレた、とか
インタビューでは
「近頃は歌手同士で競いすぎだから
みんな同じユニフォームで出たらいい」と発言したらしいけど、
そこらへんは出て来なかった。

紅白を辞退した頃って
今の自分と同じ年だったんだ…
映像を見ると物凄い貫禄だったけど。
自分も生きる姿勢について自問させられた週だった。

「恋の季節」からわかる
純情ぶりがかわいい。

この頃っていい時代だったんだろうなぁ。

美川憲一が本人役でカメオ出演。

今そのものでの出演なのがおもしろい。

次週はついに最終週。
このドラマ、自分の周囲にも大好評だった。
淋しい。

テレビオフィシャル・サイト

来週は↓


主題歌集







越路吹雪 おすすめ盤

越路吹雪 ゴールデン☆ベスト/越路吹雪

¥2,037
Amazon.co.jp

ゴールデン☆ベスト 越路吹雪/EMI MUSIC JAPAN INC.

¥価格不明
Amazon.co.jp

○●○●○●○●○●

↓ランキング参加中です。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村


映画評論・レビュー ブログランキングへ

↑クリック、よろしくお願いします。

○●○●○●○●○●

twitter (←リンク)

○●○●○●○●○●

映画、音楽
MusiCinemania by Uzo★mUzo