それは,サンジェルマン・デ・プレ地区のstudioに移ったばかりの事です.
以前住んでいたstudioから,学校まで,地下鉄の乗り換えが多く・時間がかかり,
学校に近い物件に!と切に願ってたワタシ
(体力は鍛えておくものですね〜〜)
色々,探した結果,希望の物件を見つけられ,引越しも終わってました.
窓から. お向かいさんに「カフェ・ドウ・・マゴ」
「カフェ・フロール」 そしてサンジェルマン教会が見えます.
大家さんの指示された不動産会社と契約なるものを結んで・・・
気付いたこと!
世間に疎い私でも,毎月の「領収書」なるものを貰っておかないと!と言う事 💦
そこで,不動産会社・わたし担当の女性にメールです.
(大家さんはお忙しく,借家のことは不動産会社にお任せ!でした)
彼女に初めて会ったのは,物件を借りる為に,その不動産会社までメトロに乗って出向くと,
上質な機能的なデザインの建物!
彼女:『 初めまして! ・・マア,フランス語がお上手なんですね!
ネ,皆さん!(辺りにおられる同僚のフランス人スタッフさんに向かって)
日本の方がフランス語をお上手に話されるって,難しいのに・・・ご立派ですね!』
スゴ〜い!
素晴らしい「持ち上げ方!」に,正直,ヒキました 😅
レースのヒラヒラが付いた褒め方!
けれど,目的は契約を正式な「契約書」にしてもらうこと!
笑みを浮かべて「ありがとう!」
しばらく待って,契約書も出来上がり,その日,任務完了となりました.
自宅に戻って・・万が一のために「領収書はもらっておいた方がいいよね??・・・
当然じゃない!・・・気が付いて良かった
と早速,例の女性にメールです.
公的文書の書き方も分からない・・な〜んて言ってる場合じゃない!
参考になる書き方を「お手本」に,
「毎月の領収書をお願いします. よろしくお願いします etc・・・」
送って・・・しばらくして返ってきた内容は,
「それは,大家さんの仕事です! そちらでもらって下さい」
そうなの? じゃ・・・階下にお住みだから,簡単!
コンコン!・・・
ドアを開けられ,出てこられたマダム!
薄〜い上等そうなガウン姿でした.
何となく分かる広〜〜〜さ
「初めまして・・・カクカク・シカジカ___
領収書が欲しいと,不動産会社に連絡しましたら,大家さんに!と言われましたので,
お願いに来たのですが」
「まあー! それは不動産会社の仕事です! だから会社に一任してるのよ!」
撃沈・・・
階段を上がって,向かうは机のパソコン
大家さんを訪ねましたが_______でした.よろしくお願いします・・・」
結果,5回の往復! 考えられます???
領収書一枚如きで・・・ん? 税金対策???
分からん! それは「アチラ」の問題だ!
私は,当然の「領収書」が欲しいだけだ! とメラメラ小さな火が燃え始めましました
最後になると,不動産会社の女性から届いたメールにあっぜ〜ん
「領収書 ≠ 我が社」
・・以上でした.
どんな理由で,こうなったのか,判りません.
最初の彼女の・あの態度・・・
など,疑問に思うけれど・・・ここで,ひるんでは!と.
また階下のマダムに!
「仕方ないわね〜. 私から彼女に連絡するわ!」
一件落着! こうして毎月,会社から領収書が送られてくる事になりました
朝焼けの空,に励まされ.
この日迄に,何度,大家さんへの階段を登ったり・降りたりした事でしょう.
本当に疲れましたーーーー,これって「フツーのこと?」
幾つも,フランス式洗礼を受けてきました.
が,このエピソード,かなりのレベルにランキングされております😅
同時に,今までに体験してこなかった私を鍛えてくれた「修行」の一つとなりました.
もうすぐ・春 ! 桜前線の便りも聞かれる日を待ちながら
今日もどんよりグレーの空・雨模様
この先には・・と.
どうぞご自愛なさってお過ごしになって下さい