血糖値が高い状態が続くと、血液がべとついて流れが悪くなり、細い血管が非常に詰まりやすくなります。また血液中の糖分が毛細血管の壁にこびりつくと、それによって毛細血管の弾力を失って血液の流れが悪くなります。全身の血管でこのような状態が起きることが、危険な合併症を引き起こす要因になるのです。

 

 

欧米人と日本人では耐糖能の能力が違う。

日本人のインスリン分泌能力は欧米人の半分!

もともと欧米人より糖尿病になりやすいのが特徴です。

 

 

糖尿病が怖いといわれるのはこのような合併症にあります。

私たちのながでも毛細血管が張り巡らされている

網膜・腎臓・神経は特に症状がでやすい場所で糖尿病三大合併症危険部位と呼ばれています。

 

網膜は失明、腎臓は不全になって人工透析が必要に、神経に影響が出ると体の壊死などが起こります。高血糖が続くことは死につながっていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

高血糖が体をむしばむ

 

・脳

アルツハイマー型認知症

脳梗塞

脳出血

 

・目

網膜症

緑内障

 

・口腔

歯周病

 

・皮膚

感染症

紅潮

水疱

 

・心臓血管

高血圧

動脈硬化

心筋梗塞

 

・神経

神経症

 

・腎臓

腎症

 

・足

壊疽

 

 

 

糖尿病の怖さは、高血糖そのものよりも、それによっておこる合併症にあります。

 

ですが、高血糖状態のときは、どこかが痛いなどのわかりやすい自覚症状がないため、定期的に検査をしていないと、合併症が出て体調を崩してから検査してはじめて糖尿病を知らされることも。だからこそ、自分で血糖値を日頃から測っておくことが大切です。