車両保険(任意保険)について
平成24年10月1日から、多くの損害保険会社が改定を行いました。
等級ダウンは今までと同じですが、事故をした場合の割引率が大きく変わりました。
3等級ダウンの場合は、次の更新から3年間「事故有」の割引率が適用されます。
まず、割引率がどのくらい違うのかを見てみます。(損保ジャパンの割引率)
等級 | 「無事故」割増引率(%) | 「事故有」割増引率(%) |
20 | -63 | -44 |
19 | -59 | -42 |
18 | -57 | -40 |
17 | -55 | -38 |
16 | -52 | -36 |
15 | -50 | -33 |
14 | -49 | -31 |
13 | -48 | -29 |
12 | -47 | -27 |
11 | -46 | -25 |
10 | -43 | -23 |
9 | -41 | -22 |
8 | -40 | -21 |
7(F) | -28 | -20 |
6(F) | -19 | -19 |
5 | -13 | -13 |
4 | -2 | -2 |
3 | 12 | 12 |
2 | 28 | 28 |
1 | 64 | 64 |
※初めて契約をされる場合は、上記の表にはない6(S)等級となりますが、ここでは説明を省きます。
※割引率は保険会社によって違う可能性があります。詳しくは、各保険会社にお問い合わせください。
6(F)等級~1等級であれば、無事故でも事故有でも割引率が変わらず、7(F)等級以上は、無事故と事故有とで割引率が変わります。
事故の種類により等級ダウンが変わりますが、ここでは3等級ダウンのケースを取り上げてみます。
15等級で事故をした場合、次の更新の時は「事故有」の12等級となります。
等級 | 「無事故」割増引率(%) | 「事故有」割増引率(%) |
18 | -57 | -40 |
17 | -55 | -38 |
16 | -52 | -36 |
15 | -50 | -33 |
14 | -49 | -31 |
13 | -48 | -29 |
12 | -47 | -27 |
車両保険を使用する場合
現在の等級 | 次契約 | 2年目 | 3年目 | |
等級 | 15 | 12 | 13 | 14 |
事故有適用期間 | 0年 | 3年 | 2年 | 1年 |
割増引率 | 50% | 27% | 29% | 31% |
車両保険を使用しない場合
現在の等級 | 次契約 | 2年目 | 3年目 | |
等級 | 15 | 16 | 17 | 18 |
事故有適用期間 | 0年 | 0年 | 0年 | 0年 |
割増引率 | 50% | 52% | 55% | 57% |
つまり、結果
現在の等級 | 次契約 | 2年目 | 3年目 | ||
保険使用 | 割増引率 | 50% | 27% | 29% | 31% |
保険未使用 | 割増引率 | 50% | 52% | 55% | 57% |
上記は15等級で見てみましたが、この場合だと次契約後の3年間は毎年25%の差が出てしまいます。
現在の等級によって割引率が変わってきますので上記はあくまでも一例ですが、車両保険を使用されるときは、保険代理店もしくは保険会社に事故後3年間の支払保険料の差額を試算してもらうことをお勧めいたします。
その試算よりも修理代金が安い場合は、保険を使用するかどうかを検討する価値があると思います。
修理工場選びも、大事なポイントとなるでしょう。
中古部品を使うことが可能かどうかや、交換部品をできるだけ少なくする等、修理費用を抑えることができる修理工場を選ぶ必要がある場合が出てくると思います。
椿自工では、お客様の立場になって考え、お客様のご要望に沿った修理方法を提案いたします。