おはようございます。
今、静岡県、神奈川県などで秋のシラス漁が盛んです。シラス漁には一般的に春と秋に分けられますが、ご存じのように、シラスとは“カタクチイワシの子”なので、本来は一年中捕れます。何故ならイワシは3日に一度産卵し、一回に産む量は一匹で8千粒。年に60回産み、合計48万粒も生まれるそうです。それが3日でふ化して、およそ一カ月で25ミリに成長するそうです。それを捕って食べているわけですが、これだけ産むので絶滅の恐れはないそうです。(シラスが大好きな私は、何だかホッとしました)
しかし、考えてみれば自然界は恐ろしい。この稚魚を食べるのは、人間の他に小中の魚達です。更にその魚達を食べるのが、カツオやサバなどの中型魚。更にそれらはクジラやシャチなどの大型魚に食べられる。まさに弱肉強食の世界は陸上だけでなく、海の中でも淘汰は行われています。
しかし陸の動植物でも、海の魚介類でも総ての物を何でも食べるのが人間で、何だか罰が当たりそうで恐ろしいですね…。だから古代の人達は神に感謝して、自分達の食べる分だけしか取らず乱獲はしなかったわけです。今では、十分大きくなるのを待てずに、子供の内から取り尽す始末…、これでは資源は無くなります。
それと海の秩序が大きく変わる事が起きています。それはクジラだけが世界で保護される風潮があり、現在では世界で数十万頭の数が増えています。クジラ一頭が食べる小魚(イワシ、サバ、カツオなどの回遊漁)は、一回で数トンと言われています。資源保護の為にはクジラ問題も何とかしなければ…。海の自然淘汰の環境は人間次第ですね。
また書きます。