中国は法治国家? | 脳溢血からのゆうき

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おはようございます。

 

中国の浙江省、杭州市で4日にG20が開幕されました。杭州には西湖があり、風光明媚で有名なところです。

 

中国と言う国は不思議な国です。紀元前1500年頃に商王朝を倒した周の武王の片腕とされている「斉」の太公望は、法で国を作ろうと試みて完全には果たせなかった。それから300年後に同じ「斉」で管仲が法令を作ったが、これも完全ではないが桓公を覇者にした。それから戦国期に入って「秦」の(孝公紀元前380年頃)に仕えた(公孫鞅)が完全な法律(律令)を作った。これがアジア圏での最初の法律と言っても過言ではありません。世に言う「商君の法」です。

 

日本でも遣隋使、遣唐使が持ち帰った「律」で、聖徳太子の時代に我が国も律令国家として歩み始めた。司馬遷の史記に秦の始皇帝の曽祖父の「昭襄王」の時代に宰相であった「范雎」の時に秦を訪れた「荀子」と言う証言者がいます。「荀子」の「彊国篇」にある、何事にも辛口の荀子が秦の治安の良さを褒めています。(逸にして治まり、約にして詳(しょう)、煩(はん)ならずして功あるは治の至りなり、と日えるは秦これに類せり。と、楽しみながら治安は良く、簡約でありながら詳密であり、煩雑でないのに功績が上がっているのを至上の治と言う、秦はそれに近いとほめているのです。

 

荀子とは孔子、孟子、と並ぶ儒家の三大巨星です。古代の中国では法が進んでいたのに現代の中国では全く法を無視している、南シナ海でも東シナ海でも遣りたい放題、世界の無法国家と言われても仕方がありませんね、習近平政権は世界から孤立していきますよ、G20を契機に立ち止まる時なのだが・・・それと会場周辺の異常なまでの厳戒態勢、外国メディアとの争いが絶えない、何か違和感を感じます。

 

また書きます。