オバマ大統領の演説! | 脳溢血からのゆうき

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おはようございます。


27日の広島でのオバマ大統領の演説を聞き、最初に言っておきたい事があります。プラハの演説と比べると“弱かった”、と言う人もいますが、両国それぞれの思いがある中での今回の演説は、十分だった思います。


そして対談中の被爆者の涙ぐむ姿に、優しく抱きしめて背中をさする姿を見て、私も思わず涙が出ました。中には「謝罪がない」と不満を言う人達もいますが、戦後71年、歴代のアメリカ大統領の中で、唯一広島を訪れたのです。現在のアメリカ国内や世界情勢を見渡しての訪問です…これは謝罪と同じ意味を持ちます。


アメリカは、経済でも軍事力でも世界第一位の国です。そこの大統領が、日本の一国民の背中を抱擁してなでる姿は、述民、民を労わる優しさがあります。流石に世界第一の国のリーダーです。日本はアメリカにはかなわないと改めて感じました。


「菊池實」原作の『恩讐の彼方に』という史実に元づいた本がありますが、それと同じです。若い頃、私も訪れたことがありますが、九州大分県の山国川流域に「羅漢寺」という寺があります。


人殺しをして逃げていた人間が、前罪を悔いて村人の為に岩山を掘るうちに、実之助という人間が敵打ちに来ます。最後はその敵の弟子になり、一緒に「碧(青)の洞門」と呼ばれる岩山を、21年も掛けて「人々の為」との思いで、ノミ一本で掘り抜いて人馬の通れる道を作ったのです。


二人は善海、善丈として現在も羅漢寺に祀られています。その対岸に、青の洞門は、ノミ跡と共に高速道路のトンネル内の横に、現在も残っています。


こんな凄い話が日本にもあります。(当事者には簡単な事ではないでしょうが)恨みは過去のものです。オバマ氏の残り任期は8か月ですが、この人は辞めても核廃絶の為に声を挙げ続けるでしょう。世界で唯一の被爆国の日本も、同じ歩みを続ける事です。


また書きます。