おはようございます。
私はつくづく思うのですが、自分の事は視えませんね…。今日は昨日の続きであり更に明日に繋がる…ただそれだけで毎日を生きている。病に倒れ身体が不自由であれ、生活の規模や様式を変えはするのだが、意識は同じ流れに乗ったままである…。酷暑になったり酷寒になると、加齢と共に身体が悲鳴を上げて己自身に「もう、終わりだ」と心中叫んでしまう!しかし、人間は一人ではないのですよ。家族がいます。
それが国家となれば尚更です。為政者は国家万民を考えなければ…。先日、原発政府事故調の結果が出ましたが、国会事故調とは違った見解がでました。しかしながら『人災である』との指摘は変わりませんでした。政治家と経産省と東電の馴れ合いは、万死に値しますよ!電力会社の放射能という危険に対する稀薄さ…怖ろしい事にこんな会社に原発を独占させて来たとは!そしてこれからも・・
『書経』の中の『周書』の中で、召公は言っています。「細行を矜(つつし)まざれば終(つい)に大徳を塁(わずらわ)す。山を為すこと九仞(きゅうじん)功一蕢(こういっき)に虧(かく)」と。細かい事に気をくばらないと、大いなる失敗を招き、信用を失うことになる。九仞の高さの山を築くのに最後のモッコ一杯の土が足りない為に、仕事が駄目になってしまうと…。
今度の原発事故も、東電と政府の嘘とごまかしが招いた自業自得の国民不信ですよ。野田を始めとする政治家には信念が無い!小泉さんは覚悟を持って郵政解散をやり、国民の支持を得ました。そして森喜朗元総理が、次期衆院選への出馬を断念したと…。司馬遷は『史記』の中で「四時(しじ)の序(じょ)、功を成す者は去る」と言っています。春に種をまき、一生懸命やった人は秋の収穫は他の人にやらせると…。自民党政治は良くありませんでした。しかし、個人的には小泉さんの最後は潔ぎ良かったし、森さんももう少し早くに後輩に道を譲れば天晴れの人だったのですが…。
まぁ~それでも、「能天気鳩」と比べれば…。あの人はこう言いました、「総理経験者は退場!」と…。言ったばかりの舌が乾かない内に、今度の選挙でかなり刺客が立ちますよ。生き恥を晒さなければ良いのですが……。
また書きます。