おはようございます。
今月15日に、原発調査委員会の発表が国会でありましたが、まったく呆れました!事故調査委員会の斑目春樹委員長の発表では、今度の事故は起こるべくして起こったと…。電力会社が大丈夫と言えば、保安院や国がそれを容認して、次から次へと原発の安全神話に繋がってしまったと言っています。
他国では5重層の検査をするのに対し、我が国は3重層で終わってしまっていて、その上、津波などは殆んど問題にされていないと…。こんな事で放射能から国民の大事な生命を守れますか!
それとですよ、原子力安全保安院 寺坂信昭院長が、「安全審査指針などに明らかに誤りがあった」と認めたのですよ!この保安院が、全部経産省の天下りですよ!こんなのを雇うとは…自民、民主、この国の政治はどうなっているのか?!
今度は保安院と原子力委員会が統合されて、原子力規制庁として新たに設けられましたが…こんな事をいくらしても、規制ではなく再稼動に向けての推進庁になりかねませんよ!寺坂の言い分では、「保安員は原子力の事は殆んどが理解をしていない」と…。何ですか!これは。
自民党も民主党も、今までの政権与党が全部経産官僚と電力会社に騙されたのか?それとも族議員との馴れ合いなのか?この罪は大きいですよ!斑目さん曰く「全国の殆んどの原発を見直すべきである」と。当たり前ですよ!!現在直ぐにでも大きな地震が来ると言われている中で、第二、第三の福島のような原発事故が起きたら…それこそ我が国どころか世界中に影響を及ぼしますよ!
哲学者の東大大学院 高橋哲哉教授は、沖縄にしても福島にしても犠牲システムだと言っています。戦後の平和の繁栄がある人々の利益が、別の人の犠牲の上に生み出され維持されている!犠牲を組み込んでしか成り立たないシステムで、沖縄や福島は負の遺産であると…。
日本人は悲しい民族ですね…。原子力安全委員会でも、保安院でも所詮他人事なのですよ!もしも自分達の一族に関わりが出来れば、のほほんとはしていられないはずです!とにかく、こんないい加減な連中が、日本のエネルギーを造っているとは…ゾッとします。
そして今朝の報道で、斑目春樹委員長が「今回のストレステストは、一回では信憑性がはなはだ薄く不十分で駄目である。第二、第三の検査が必要である」と、今更ながら言っていました。政府は原子力の問題をどう考えているのか?!増税の政局談義より、国のエネルギーの問題なのに……。やはり、国民が一度大きな声を出して拳を上げて怒り、原発の問題を全国民で話し合う時ですよ!駄目議員達だけでは、この国を壊してしまう、猶予はなりません!
また書きます。