おはようございます。
昨日の報道で、平安時代の三蹟(さんせき)の一人、小野道風(おのみちかぜ・894~966年)が書いたとされる断簡、古筆切(こひつぎれ)が道風の死から数十年後の紙であることが、放射線炭素[C14]年代測定を使った池田和臣 中央大教授(日本古典文学)の調査でわかったそうです。
これは江戸時代の鑑定結果と見られる小野道風のついた札が付されていたものを鑑定した結果であり、要するに“にせ物”であるがそれだけではないのです。教授はこの断簡は「やはり三蹟の一人である藤原行成(972~1027)が道風の書を書き写したものである可能性が出てきた」と指摘しています。唯の“にせ物”ではなかったのです。凄いですね。
何故この事に興味を引かれたかと言うと(もう37~8年前になりますか…)、記憶も少しあいまいなんですが、親鸞聖人の直筆騒動があったのです。
当時は残っている物から照らし合わせて判断する、でも残されている物が本物かどうか、やはり何処かに無理があるのでしょうね。
現代のように紙の年代測定が出来れば、科学的根拠があるのですから文句は付けられませんね。
そして今日の報道では、過去の富士山の火砕流は10キロが限度だとされてきたのが、静岡県の富士市まで来ている事がやはり放射線測定で判明しました。それも6800年前と・・・・。
放射線測定恐るべきですね。ですから今度富士山が噴火したら、この調査結果は役に立ちますよ。
こんなに良い報道もあるのですが、それにしても政治の世界はくだらない。国会も連日小沢問題で終わるのですか?小沢さん一人の国会では有りませんよ…。大事な事が山積しているのに議員の皆さん国の運営をしっかり頼みますよ。
また書きます。