おはようございます。
毎日報道されている自爆テロ、悲しいですね。
我々日本の国民は、大半が宗派の違いはあれ仏教です。仏を説いたお釈迦様は大変な平和主義者で戦争も駄目、人を殺すなどはもっての他、自由平等で階級など作らなかった。
仏教が中国、韓国、日本などへ伝わったとされる年代は諸説ありますが、三蔵玄奘が唐の時代(今から1400年ほど前)に現在の西安(昔の長安)を出発して、灼熱の砂漠を越え天山山脈を越えて、仏教の経典をもとめてインドまで行き、持ち帰って梵語の経典を現在の経典に書き写して近隣諸国(アジアや世界)へ広まったのです。シルクロードと言われている道ですね。日本にも三蔵の遺骨が奈良のお寺に残っています。
この人をモデルにした物語が、ご存知の「西遊記」です。一説では西域を探る唐のスパイだったとか言われていますが、それは唐に帰ってからの西域諸国の記録が残っていないために言われていることで、今では唐が西域を攻める為に記録を消したと解かってきたようです。
晩年三蔵は、唐に幽閉されて暗殺されています。何万キロの旅をして持ち帰った経典も、当時では戦争の道具でしかなかったのですね…。悲しい事です。
三蔵玄奘が求めた物…、それは間違いなく平和ですよ。インドの大学の先生でありお坊さんでもある人が言っています。今の時代は経済的には豊かであるが、精神的に貧しいと・・・・・本当ですね。
しかし日本人の感覚で考えるに宗教で他人を平気で殺し、不幸にするような「神」「仏」はいりませんね。当時のインドでは仏教ではなく、ヒンドゥー教が大半で仏教は敗退していたみたいです。中東で起きている宗教の違いでの争い事が毎日のように報道されていますが、あの人達の宗教観とはどういう物なのですかね?
現在のインドの人口は12億といわれていますが、仏教徒は約1億人ぐらいだそうです。しかしヒンドゥー教は、差別階級がとても激しいため、平等な仏教に改宗する人が増えているそうです。
仏教は生まれてではなく、その行いによって人生を変えるのだと!
三蔵玄奘が求めた物は「平和」です。その思いがあのような旅をさせたのでしょうか。
とに角凄い人であり、三蔵のお陰で我々は仏教と出会えたのです。
過激なイスラムの人達の宗教観、これも仕方がない事かも知れませんが、宗教によってこれほど人生観や世界が変わる、恐ろしい事です。
日本は平和で良かったです。
また書きます。