お早うございます。
もうほとんどの学校では、卒業式も終わりましたね。
先日N.H.Kのテレビで、私らの年代の人間なら誰でも歌った、「仰げば尊し」や「蛍の光」など、もうどの学校も歌わないと・・・・・・。
寂しい事です。いくら時代の流れだと言われても、私は少なからずショックを受けました。![]()
考えてみたら、童謡など歌う子供は近頃では誰も居ませんね。
私らの子供の時は、遊ぶ物がない、食べ物がない、無い無いずくしの時代です。山や野原や海、川などが全ての遊び場でした。そうして唄です。
歌と言えば童謡です。年寄りと笑われそうですが、今の子供たちは横文字の(年寄りに言わせると訳が解からない)歌や、年寄りに言わせれば変な歌ばかり…。![]()
白川 静博士の(字訓)を見ると、うたには(歌)と(謡)とがある。
歌とは神に訴える事だと。其の時に使うのは(謡)であると。
司馬遷の(史記)の周本記にある(、西周王朝)の幽王の代で滅亡するのだが、其の時の王妃が笑わない事で有名な、褒娰(ほうじ)です。其の時に歌われた童謡であると。![]()
その当時に歌われたのが謡譏(ようし)と言う。
字訓を読んでいたら 童は受刑者であるから結髪を許されず、それで結髪をしない児童をまた 童(わらべ)と言うと・・・・・・
童謡を受刑者の労働歌とは宮城谷氏の本にも書いてある。
私としてはそんな事はどうでもよい。
童謡とは、親兄弟、故郷、幼い頃を偲び、歌うそれで十分です。
歌一つでも難しい問題がありますね。
又書きます。