こちらは備忘録を兼ねて書いています。

2021年2月の話です。


退院後、子どもは普通にお帰り~って感じだった。

一週間だしね。


夫はこの日お休みを取ってくれて、一日子どもと夫で家の事はしてくれた。

入院中も皆で役割を分担していて当面はそのまま家事を担当してくれる事に。

わたしが出来る事はわたしが引き受けて行くと言う流れになった。





夜。

お風呂に入ろうとしたら、夫が背中を洗ってあげるって言う。


背中は上手く洗えなかったから助かった。


で、このタイミングで見るつもりなんだろうな。

傷。


お風呂場に行き、服を脱ごうとするんだけれど上手く脱げないショボーン

腕がやっぱり動かしにくい。

動かすと胸が痛いし。

結局自分で脱ぐのは諦めて夫に引っ張って脱がせて貰った汗



「傷見て良い?」


来た。

でも見せるならやっぱり夫が自分から行ってきたこのタイミングだろうと思う。



「見るの?結構凄いよ。」




「・・・うん。見る。」



くるんと振り返って真っ正面から夫とご対面。


「・・・」

しばらく言葉に詰まって、目に一杯涙をためながら

「頑張ったね。」って。


その後は視線をちょっと反らしながら「洗ってあげる。」ってお風呂に。

そーっとそーっと背中を洗ってくれた(笑)


わたしの体を見て夫が何をどう思ったのかはわからない。

今も聞いた事はない。


夫に先に泣かれちゃったらわたしは泣けない。


この時、わたしが泣きながらこんなになっちゃったって言ったらどうしてたのかな?

なんてちょっと意地悪な事も想像しちゃった。


この頃は平気そうなふりして内心は結構やさぐれてた。


今でもやさぐれウェーブは時々やって来ます。

自分の中で色々消化仕切れてないんでしょうね。