年末年始を挟んで繰り広げられた検査。


最後のマンモトーム生検から一週間後、検査結果を聞く為に病院へ。


この日は可能なら夫にも来て貰うようにと先生から言われていたので夫には仕事を休んで貰って一緒に診察に行った。



診察室で先生から夫にご挨拶があり、早速検査結果に。


何か良くない結果だったんだろうなって言うのは何となく分かった。

だって、もう診察室に入った時点でお部屋の雰囲気が重かったもん。


そして案の定。


食パン「先日の生検の結果ですが左胸にも癌が見つかりました。」



人生で三度目の癌告知。

過去二回告知は一人だった。

今回は夫と一緒。

頼もしかったのか、どうだったのか。


正直な話、癌ですって言葉から伝わる衝撃を和らげる役にはたたなかった。


せっかくついて来てくれたのにごめんね(笑)


少しぼんやりしながら先生の説明を聞いた。
夫はメモ片手だった。
ここはちょっと頼もしかった。



まずは右側。

細胞診の結果と同じで浸潤部分は見つからず。
癌は乳管の中だけにとどまっている状態。
場所は外側の下側。
浸潤部分がないので、癌のタイプは調べていない。



次に左側。

こちらは小葉と呼ばれる母乳を作る部分に癌が出来ていた。
外側の上側。
そして
食パン「左側には浸潤部分があります。1.5センチ位です。2センチが境目になるのでステージが1か2か。今の所は1。画像上ではリンパや体の他の部分に転移はなしですね。こちらは浸潤があったので癌のタイプを調べました。ホルモン受容性はプラス。HER2は2でグレーゾーンなので今後より詳しい検査に回します。増殖率は低いので比較的おとなしい性質です。」

この受容体云々はがん細胞の餌だそうでホルモンがプラスと言うのは女性ホルモンを餌に増えて行くタイプ。HER2と言うのは色んな物を餌にするタイプだそうでこれがプラスかマイナスかで全身治療の内容が変わって来ると言うお話しでした。

左側が浸潤があると言うことはそれが右側にまで広がったって言うこと?


食パン「右側と左側は別の物です。」


じゃあ、右側と左側に同時に別々の癌が育っていたって言うこと?


食パン「そうですね。」


左側はマンモグラフィでもエコーでも分からなかったの?


食パン「はい。良性の物に見えていました。ただMRIで写ったので・・・」



まさか同時進行で2個?2種?の癌が育っていたなんて。



そこからは治療の話に。

ホルモンを餌に増えて行くタイプなので全身治療としてホルモン治療はした方が良い。

HER2は今後の検査で黒なら抗がん剤、白なら抗がん剤は無し。


手術方法は部分切除+放射線か全摘か。

まだ癌は小さいので部分切除でも大丈夫らしい。


どちらの方法であっても再発率に差はないそうです。

ただし、気になるポイントが一点。
わたしの身内に癌の人が多いこと。


乳がんの中には遺伝性の乳がんと言うのがあるらしい。もしそうなら再発率がぐんとあがるそう。

わたしは保険を使って検査が受けられるので受けてみられませんか?と勧められた。

検査費用は保険がきいても6万円程する。

夫とその場で相談し、手術日は一旦延期にして検査を受ける事にした。