竹谷とし子です。専修大学のキャンパスをお借りして展開している石巻市社会福祉協議会のボランティアセンターを訪ねました。

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多い日は約1500人、延7万6千人のボランティアが全国から来てくださっているそうです。本当にありがとうございます。

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ヘドロのかき出しや仮設住宅への引越しなど被災された方々のニーズを聞き取り、ボランティアの方とのマッチングを。

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ボランティアの方々が寝泊りされているテント。

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桜田市議会議員と。慣れない場所では、現場をよく知る市議会議員さんとの連携がなくては動きが広がりません。こういう時だからこそチーム力が本当にありがたく、貴重です。

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広大な石巻市の地図を広げて状況を伺いました。

発災後4日位は何も届かず、市の職員が、水がひかない市街地ではボートをこいで、胸まで浸かりながら、支援にあたられたそうです。寒い中で暖房も電気もなく、ぬれた体を毛布にくるんでいたと。農林水産省に依頼して自衛隊に物資を配送してもらい、約8万人の被災者に食事を配り始めましたが、最初は1日一食のパンかおにぎりだったそうです。

7月6日時点で80箇所の避難所で生活する方々は約4540人となり、今は献立をつくって3食配送できるようになったそうですが、飲み物を含めて国で認められるのは1日1500円の予算(当初は1010円)です。ボランティアさんが炊き出しで汁物などを含む美味しい食事を提供してくださることは、食事内容に変化も出て大変ありがたいことだと思います。
これからの暑い季節は食中毒を発生させない配慮が必要になり、私も参加させていただいた先日の炊き出しでは、行政とボランティアと協力して、早めに召し上がっていただくよう声かけを徹底しながらのご提供でした。

配送も、撤収する自衛隊から徐々に民間業者に切り替えていますが、気温が高く冷蔵車が必要になるため配送力に余裕がなく、関東の車両も動員しているそうです。

避難所の暑さ対策など問題もお聞きしました。予算が国から出るとしても、広い体育館にエアコンを設置した場合、近い人が寒すぎるなどの問題も出てくるなど、聞くほどに、お金だけで解決しないことが現場にはあることを思い知らされます。

復旧のための1次補正予算を活用して民間業者や地域雇用を推進していくものの、被害の甚大であるため今後の作業は膨大です。

ますますボランティアの皆さまのお力をお借りしなければならない、というお話でした。

市町村や県をまたがり広域で活動してくださるボランティアやNGOの皆さまから頂く問題として、国や県がもつ情報を共有してほしいということがあります。特に、どの地域に物資や人の支援が不足しているか、逆に県や他の市町村がどんな物資をストックしているかという物資の在庫情報は、ボランティアと行政が共有できればもっと活用できます。

この先も続く今回の震災対応のため、さらには今後の首都圏での災害対策として、情報のボトルネックをどう排除していくべきかという問題に、ボランティアの方々と行政と一緒に考え取り組んでいきたいと思います。