<釜石市周辺>


竹谷とし子 オフィシャルブログ「竹谷が聴く!とし子が語る!」Powered by Ameba


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※釜石の友から秘書が聞いた3月28日頃の情報です。同級生などから寄せられた善意の物資を避難所に配っていらっしゃいます。全ての避難所を網羅するわけではなく、一部主観も含まれるかもしれませんが、釜石市や被災地の状況を少しでも知りたいと思っている方々のため共有させて頂きます。

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○避難所状況

 *だんだん人数が減ってきている(ある避難所では200人から70人へ)が、家のない人はまだまだ避難している

 *何ヵ所か回ってみたところ、人口密度が高い避難所のほうが、支援物資が足りない様子

 *最近ようやく自衛隊がテント風呂を設置、とても助かっている

 *洗濯はコインランドリーを活用

 

○インフラ

 *少しずつ電気が復旧している

 *水は出る

 *買い物できる店が1店舗開いたが、並ばないと買えない、まだまだ品薄

 

○自治体・医療関係者

 *ようやく2~3日前から市の職員が回ってくるようになった

 *医療スタッフの派遣も始まり、患者搬送もできるようにもなってきた

 

○物資

 *駅前にテントの本部が設置、そこにすべて集約されている(自衛隊・消防団・市職員がいる場所)

 *毛布や電池は潤沢に届いている

 *食糧は(おにぎりやパンから)米が増えてきたが、おかずが足りない(梅干し、のり、味噌、ふりかけの支援はまさにドンピシャ)

 *子供もお年寄りも栄養不足(生野菜がない)なので、少し栄養のあるものが必要

 *自宅避難されている方は、近所同士で食糧を出し合ったり、避難所に行って分けてもらったりしているが、家があるということだけで避難所で食糧をもらうことにためらいがある

 *本部には物資はたくさん届いているが、避難所、自宅避難の方ともに「これがほしい」と言えない状態で、みな我慢している

 *お年寄り、子供の下着が不足している

 

○ガソリン・燃料

 *少しずつ回復してきている

 

○避難者

 *まわってみた避難所の皆さんはとても明るく、「みんな同じ状況なんだから多くは望まない」という姿勢を貫かれている

 *避難されている方が今考えているのは、今後の生き方・人生についてであり、仮設住宅も助成も有難いし大事だけど、その先どうなっていくのか、という点に不安を感じている


○対策本部の役員(市の職員、その他)

 *毎日ラーメンを食べて過ごしており、米を食べることも遠慮している様子

 *米は避難している方に食べてもらって、自分達はラーメンで良いという雰囲気

 *そろそろ栄養のあるものを食べないと、働いている人は本当に厳しい

 

○課題

 *現地では物資を必要な人に必要な物を「持って行ってあげる」仕組みがない(ボランティアも少ない)

 *被災者は多くは望まず、我慢することが当たり前の生活になっており、そこで「我慢しなくても大丈夫」と声をかけてあげることが大事(地域性はあるかも知れません)

 *お年寄りがとても寒いところで、今でも朝は氷点下で眠れない方もおり、体力・栄養面が心配


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行政の職員も限界まで働いている様子がわかります。それを分かって避難されている方も我慢されている。私も十分な食糧支援を、と政府に要求し続けてきましたが、現地に届いても分配する人がいないという事情もあると思います。こうすべき、ああすべきと、外野で言うのはたやすいことですが、それがかえって現地で奮闘している方を傷つける場合もあるかもしれません。




私も自分の立場でできることを精一杯やっていきます。



総務省と知事会で進められている自治体応援職員の派遣と、受け入れ体制が構築されるつあるボランティアネットワークが軌道に乗り出すまで、現地の方々が持ちこたえてくださることをただただ祈るばかりです。