あくまで夢のお話ですので、現実とはかなり飛んだ表現があるのでする。
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なんかトイレ(大)漏れそう・・・・(泣)
病院だったので駆け込んで看護師さんに「すいません。一番近いトイレどこですか?」
「えっ、目の前にあります。」
っと、ここまでは普通の夢だったんだけど。。。
この病院、なんか昔の病院なのか、木造で、しかもほとんど電気が点いていない。
とある真っ暗な部屋に迷い込んだ。
そこには赤ちゃんから高校生くらいまで、小中学生を中心に所狭しと超大部屋に入院していた。
誰も一言も話さない。周りは静まり返っている。
すると、とあるベッドからけたたましい警報音が鳴り響いた。
それはまるで少しずれた昔の時計のように、そのベッドを歯切りにあちこちで鳴り始めた。
医師と思われる数名の男性が忙しく走り回り、その警報音のベッドの子供たちの体から出ている何本もの管の一部を、新しいものに付け替えていった。
警報音で目が覚めたのか、子供たちが続々と目を覚ました。
部屋もさきほどと違い、蛍光灯が点き、明るくなっている。
その光景を見て、僕はギョッとした。
赤ちゃんも高校生くらいの子達も、この部屋にいる全員の体から無数の「管」が出ていた。
ここは一体何の部屋なんだろう??
怖くなって出ようと思ったが、出口が分からない。
子供たちが僕に向かって話し出した。
「世の中の人たちは普段病気することなんて考えて生きてないでしょ?でも、僕たちは明日死ぬかもしれないんだ。僕たちはゴハンを食べない。その代わりにこの体に付けられた管からゴハンを食べているんだ。先生たちが定期的に変えてくれないと、僕たちは死んでしまうんだよ。」
先生が巡回してきた。
「〇〇ちゃん、今日も綺麗だね。」
「△△ちゃんも、今日も綺麗だね。」
顔の話でも容姿の話でもない。どうやら尿の色のことのようだ。
よく見ると、ほとんどの子供が真っ赤な血尿を出している。
中にはベッドの一部が真っ赤になってしまっている子もいる。
腎臓系の病気の子供たちの病棟なのだろうか?
聞くに聞けずに、僕はそう思うのが精一杯だった。
やっと廊下に出れたが、同じように管だらけの、今度は大人の男性が歩いていた。
しかもある管から血液をボトボトと垂らしながら・・・・。
背筋が凍る思いでまた部屋に戻ると、一人の子供の様子がおかしい。
吐血している。とても苦しそうだ。
いや、吐血どころではない。全身、血のシャワーを浴びたような感じで体中が血に染まり、ベッドも真っ赤。
周囲の子供たちが「××ちゃん、大丈夫?もしかして悪性腫瘍になったの?」と聞いている。
先生が処置を始める。
僕は壮絶な状態を受け入れることが出来ず、クラクラと倒れた。
すると、先生が僕の体を見ながら言う。
「あの。もしかして、右の脇腹あたり、痛くありませんか?」
「そ、そういえば痛いかも。」
「あまり自覚症状が出ないんですけど、今触診したところ、臓器が腫れ上がって、もう悲鳴を上げています。緊急手術が必要です。」
あぁ・・・・。僕もこの管を取り付けられるのだな。怖いな。これからどうなるのだろう?死ぬのかな?
そう思いながら目が覚めた。