鬼瓦を展示致します。六本木にて | 現代美術家 T.Sakamoto のデザイナーズ教室

現代美術家 T.Sakamoto のデザイナーズ教室

現代美術家の阪本龍哉がデザインについて語ります


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三州の鬼瓦職人である鬼師と愛知在住のデザイナーがそれぞれ“いぶし瓦”の素材を使ってアートしてみました。 インパクトのある鬼瓦を如何に現代人の感覚にマッチングさせるか鬼師とデザイナーの視点から取り組みました。
鬼瓦が専門である鬼師と鬼瓦の素人であるデザイナーが考える新しい形とは?
是非一度御笑覧くださいますようご案内申し上げます。

開催期間:2016年1月22日(金)~1月28日(木)
     *24日(日)は休み
開場時間:10:00~18:00  *最終日は16:00まで
開催場所:アクシスビル4F JIDA デザインミュージアム in AXIS

●ミニ・トーク 「鬼師とかたち」 無料
1月22日(金)15:00~17:30 同会場
お話し:鬼師 服部秋彦氏(鬼十代表)

●オープニング パーティー 無料
1月22日(金)18:00~19:30 同会場

http://www.chubu.jida.or.jp/info/oni2015

主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会・中部ブロック
共催:高浜市やきものの里かわら美術館、三州瓦工業協同組合



今回は初めて鬼瓦を実際に作ってみました。
絵ではずっと描いてはいますが、なかなか難しくて悪戦苦闘しました。
以下、今回の僕の作品に関してのステイトメントです。

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元々、鬼の原形は中国にあり、それが朝鮮半島を通じて日本に入ってきました。
そして、日本独自の鬼瓦ができあがってきたのです。
それに加え、日本はシルクロードの最東端。
長い年月を経てローマから来たものもあり、ユーラシア大陸全域の文化の流れの終着点として位置していて、
元々ある日本の土着の文化も混じり、
鬼瓦は更に進化をとげて今の姿に至るものです。

鬼瓦は重要な建築資材のうちの一つであり、
また、デザインとしても機能している上に、
古代からの日本の歴史、世界の歴史が全て詰まっている。
考古学的な価値もあり、古代からの日本の美術の歴史も詰まっているわけです。

こんな素晴らしいものが古代から今に至るまでずっと家根にのっかっているわけです。
しかし、一方で、瓦自体は、ガレキという言葉もあるように、
どこにでもあるようなものの代名詞にもなっています。
量産品としての側面も当然存在します。
幾つもの価値が共存している不思議なもの。
それが鬼瓦の魅力の一つだと感じます。

僕はポップアーティストとしての展開を考えております。
ポップアートとは、アメリカ発祥のアートで、大量消費社会を背景にしたコンテンポラリーアートのことです。

大量生産によってありふれたものをモチーフとして、様々な作家が展開していきました。
日本における大量生産品で、的確なモチーフがないか悩んでいたところ、
ふと、以前から好きだった鬼瓦に目が行きました。

日本の歴史を全て語ることのできる大量生産品、鬼瓦です。

以前からこのように頭では分かっていたものの、
実際に鬼瓦を作ったことはなく、
また、以前からずっと作りたいと思っておりました。

そして今回、このような形で鬼瓦を作れたことが本当に嬉しかったです。

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もしよかったらご高覧いただければ幸いです。
僕は初日の22日に顔出します。


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http://hightouch.theshop.jp
阪本龍哉ホームページ
http://tatsuya-sakamoto.com

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