日本史の本 | 地理歴史(日本史)

日本史の本

日本史学を専攻する人は、一般向けの歴史読み物とは違って、学術的な本(専門書)をひもとくことが多い。吉川弘文館がその代表的な出版社である。ここで出されている専門書は、書名も堅いし、価格もそれなりであって、専門家以外の人が気軽に手にする機会はあまりないと思う。

そんな中、同社の「歴史文化ライブラリー」というシリーズは、書名が面白そうで、装丁も良く、内容も堅すぎず、価格も手頃で、幅広い層に読まれることを意図しているようだ。

いくつか紹介する。

『上野寛永寺 将軍家の葬儀』(浦井正明)

『江戸の武家名鑑 武鑑と出版競争』(藤実久美子)

『次男坊たちの江戸時代 公家社会の〈厄介者〉』(松田敬之)

『戦国を生きた公家の妻たち』(後藤みち子)

ドキュメンタリー番組のタイトルみたいで面白そうでしょ! ただし、小さな本屋さんで見かけることは、まず無いんですわ、これが。都市の大型書店で置いてあるかないかです。無ければ取り寄せ注文せなあかん。どこの書店の棚でも見かけるようになって欲しい。出版不況は嘆かわしい。みんなもっといろんな本を買って読みましょう!

ゴールデンウイークですが、街に出ても、書を捨てないで!