OTCって普段ドラッグストアでおくすりを買うことがない方には聞きなれないコトバですよね。
「OTC」って何の略でしょう?
O=おくすりを
T=たくさん
C=コレクションしています
「あっそうか!ドラッグストアにはたくさんのおくすりがたなに並んでるもんなぁ」
「品ぞろえが豊富でいっぱい取り扱ってるってことかな」
ってそんな意味じゃありません笑
勝手に大喜利を始めてしまってすいません...(/ω\)
OTCにはちゃんとした別の意味があります。
決して、「実はわたし、おくすり集めるのが趣味でコレクターなんです」みたいな意味でもありませんので!(-^□^-)
間違っても、わたしが考えたウソの意味で覚えないでくださいね!
OTCとは
OTCは「Over The Counter」(オーバー ザ カウンター)の略称で、カウンター越しに販売するという意味です。
医療用医薬品(処方薬)以外の薬局やドラッグストアなどで販売されている一般用医薬品のことを言います。
薬事法上では、一般用医薬品と表現されていますが、一般的に「市販薬」・「大衆薬」と呼ばれているものです。
これが2007年からOTC医薬品という新しい呼び方になったのです。
OTCという呼び名は、海外でも使用されているコトバみたいですので、海外に行く機会がある方は現地のドラッグストアでチェックしてみてください。
市販薬のパッケージ・外箱を見てみよう!
見たことある方もいらっしゃるかと思いますが、OTC医薬品にはロゴマークがあります。
そのロゴマークは、青いカプセル容器にOTCと書かれ、そのまわりにミドリ・ムラサキ・オレンジ色をしたボールが囲まれているものです。
青いカプセルはOTC医薬品自体をあらわし、3色のボールは「自分の健康は自分で守る」というセルフメディケーションを推進するためのメッセージを意味しています。
各ボールがあらわす3つのメッセージ
・自己選択(自分で選べる)
・アドバイス(薬剤師などのおくすりのプロに相談できる)
・情報発信(おくすりを安全に利用するための様々な情報を発信している)
OTC医薬品の利用は「じぶんで選び、専門家のアドバイスを受け、正しい使い方や副作用を理解する」ということが大事なのです。
いかがでしょうか?OTCの意味をわかっていただけたでしょうか。
OTC医薬品は消費者の判断で自由に購入できる反面、おくすりの知識がとぼしいと誤った選択をしてしまうかもしれません。
OTC本来の意味(カウンター越しに販売する)を理解して専門家に相談しながら安全にOTC医薬品を利用しましょう。