Tのジュエリーデザインブログ
~世界のマーケットに通じる本格的なジュエリーデザインを描くTのジュエリーデザイン~
私にしかお伝えできないジュエリーのこと、デザインのことを日々書いていますので、
ジュエリーをお好きな方に是非読んでほしいと思っています
わたしがデザインしたジュエリーの販売サイト⇒shincoki.com jewel-planet.jp
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今日は今月の誕生石である、“サファイヤ”についてすこしブログいたします。
かつて、教会の高僧のブローチに留められたとされる、サファイヤ。しかし当時は、スリランカ産のブルーサファイヤは非常に稀少であり大変遠く離れたところで産出する宝石のため、手に入れられづらかったことからも、当時はラピスラズリが碧玉とされていたとされるサファイヤ。
また、現代では、結婚23年を祝う宝石としても指定されています。
サファイヤはすべての色相のものが存在し、日常使用するジュエリーとしても、お好みの色使いのサファイヤをセレクトすることが出来るなど、多様な面で深く愛されている宝石の一つ。
↓ジュエルプラネットでご紹介している、最高品質のロイヤルブルーサファイヤルース
しかし、サファイヤはその多様な色相、多様な美しさを持つ一方で、ルビー、エメラルド、サファイヤの中で最も多い産出を誇る宝石であるため、その中から確かな宝石質を持つものを選び出すのが困難ともいえる宝石です。
宝石として主に愛される色と言えば、ブルーサファイヤ、ピンクサファイヤ、パパラチャサファイヤ、オレンジサファイヤ、イエローサファイヤ、ゴールデンサファイヤ
他に、ホワイトサファイヤ、グリーンサファイヤ、バイカラーサファイヤ、などが存在します。
これほどの色相のサファイヤが存在し、さらに、ブルーサファイヤを中心として産出の多い宝石となれば、本当に自分のお気に入りの一つと巡り合うのが難しい宝石と言えます。
3ctアップの美しい非加熱ピンクサファイヤ ヴィヴィッドピンクです
宝石の品質の基準はやはりダイヤモンドの4Cに代表される、
・大きさ
・透明度
・色
・カット
です。
色相が複雑なカラーストーンは、この色の判定が非常に難しいですが、サファイヤは特に多くの色、色の中にも明度・彩度・色相がありますから、全て納得いくものを選出するのが本当に難しいこと。
それに比べて比較的、ルビー、エメラルドは、トップクオリティと、それ以外の品質の差が明確ですが、サファイヤはやはりプロでも難しいとなります。
それは、青の中でも、少しグレーっぽい、青、少し明るすぎる青、少し暗すぎる青、なんだかスパッと自分の好みと言える青ではない・・ そういった品質がやはりブルーサファイヤの場合は多く出会います。
ですから、プロでも自分で仕入れする際は、本当にブルーサファイヤの美しさに造詣が深くなければ、なかなか、どの石が本当に価値があるか分かりづらいところがあります。
わたしが普段ジュエリーデザインを行うにおいて、サファイヤに対しての審美眼で大切にしているのは、色相が整っているか、明度のバランスが良いか、テリ・モザイク模様の映り出しが美しく輝いているか、そして、非加熱か、加熱か、その値段のバランス、などを考えて、サファイヤをセレクションしています。
だから、わたしがご紹介するサファイヤのジュエリー、特にハンドメイドのジュエリーはその難しいサファイヤのセレクションに非常にこだわったものだけ。
この写真を添付しましたピンクサファイヤも、本当に鮮やかなピンクで、非加熱、しかもジェムストーンのセンターに相応しい3ctアップ、まさにジェムクオリティのものを使用したジュエリーの写真を参考に添付しています。
非加熱のサファイヤにおいて、色、透明度、カット、大きさが理想的なバランスで揃うのは本当に奇跡的なこと。。
添付した写真のピンクサファイヤは、全てに満足のいく、大変珍しい宝石質のサファイヤです。
また、非加熱においては・・・となると、このブログの終わりが見えませんので・・・、サファイヤの品質判断については、また次回、その品質判断についてを書かせて頂きます。
自分でも書いているうちに、まだまだ書くことがあってびっくり。
わたしがご紹介しているサファイヤのジュエリーや、自身でデザインしたハンドメイドのサファイヤのジュエリーはその難しいサファイヤのセレクションをパスしたものばかりですので、是非一度ご覧になってください。
このヴィヴィッドピンクサファイヤの様に、燃える様なピンクの濃淡のモザイク模様が見られるクオリティ、さらに非加熱ともなれば、本当に探してもなかなか見つかりません。