映画「「ゴッホ -最期の手紙-」を 観ました。
郵便配達夫の 息子アルマンを案内人に 物語は進みます。
全編ゴッホタッチの絵画で 構成されていて、125人の画家が描いた 総数62450枚の絵は 映画館を美術館に変えました。
見覚えのある顔(ゴッホが描いた肖像画)が 出演するたびに
「確かにゴッホは実在していたのだ」と改めて実感しました。
その隅々を確実に鑑賞できるように 字幕ではなく吹替しかありませんでした。
もちろん物語もとても素晴らしく、父を亡くしたばかりの私は深く感銘を受けました。
「生き様と死に様」
その過程全てが意味を成し、語らずとも心の中に抱く人物像は同じ人でも 想う人によって全く違う。
「人は人の心の中で生きる」
生きているときも、命を失ってからも尚強く。
生前描いた2000点を超える絵画は、27歳から始まった10年だと知った。
映画の結末が本当なのかは分からないが、
ミュンヘンで自分が見た「ひまわり」は、とても優しい色をしていました。
(海外の美術館は フラッシュさえ焚かなければ だいたい撮影OKなのです)
しばらくして 京都の「ゴッホ展」へ行きました。
顔ハメが大好きな私は ちゃっかりOの中に居ますが、
これは顔ハメ用の穴ではなかったみたい。。。
「巡りゆく日本の夢」 というサブタイトル通り
ゴッホはとても日本の絵画に影響を受けていたことを知りました。
訪日は叶わなかったようですが、所有していた浮世絵でパリで展覧会を開いていたことにびっくりしました。
ゴッホの絵画の横には 影響を受けた日本の絵画も共に展示されていたので、とても見応えがありました。
念願の「花魁」も素晴らしかったです。
まだ会期中ですので 皆様もぜひ。
TiCA