ヘラルド経済(12/11)「私の娘ソヨン」
"私の娘～"、ソヨンの "時限付き幸せ"に終わるだろう？
KBS週末ドラマ"私の娘ソヨンが"は家族劇としてはいくつかの長所がある。
家族劇は、通常険しくな姑を立てる方法などで結婚の問題や高付加関係を介して
刺激と緊張を作ってたりした。
しかし、 "私の娘ソヨンが"は悪役やきついキャラクターが既存の家族劇とは異なり、
悪役が一人もいない。
既存の家族劇ではあまり扱われなかった父と娘の関係を中心に
劇を解いていきている点も異彩だ。
この点は、主に高付加関係を扱った既存の家族劇と差別される。
どう せ家族は血筋だけではなく、愛で結ばれているという"家族の意味と価値"を示しているが
何を通って見せてくれるかという点で新しいということだ。
自尊心が強いソヨン（イ·ボヨン）は、無能で愚かな父イサムジェ（チョン·ホジン分）の下で
大変な時代を送りながらもアルバイトで家の借金を返済し、
父がいないと言ってウジェ（イ·サンユン）と結婚した。
自分を愛する夫の実家で"時限付き"幸せを味わって生活していたある日、
夫が妻に父があることを知った。
ストーリーが流れる中サムジェは自分を否定し、娘に近づかない。
婿の会社にちょっと就職している間にも、もしかしたら娘に被害がないかと気をもんである。
ここでサムジェは父の前に一人の男として、一人の人間として人生の喜怒哀楽を見せている。
親が主に子の恋愛ㆍ結婚·教育などに関与するレベルから抜け出す大変だった家族劇の
限界を突破したと見ることができる。
子のための心はやまやまだが、現実的に、裏づけをするのが大変なこの頃の父は
サムジェを見ながら涙を流すのだ。
このドラマは、サムジェに加えて経済的に成功したが、
妻に愛を与えないガンギボム（チェ·ジョンウ）と職場と家庭の両方で消耗品として生きて
58歳で自分のための人生を生きるチェミンソク（ホンヨソプ）など、
あまりにも違う他の二父のタイプを一緒に見て、
父という存在について感じることができる機会を提供する。
サムジェもリアリティを備えており、共感することができる。
連続ドラマや週末家族劇で、父の姿をこのように多様で深く扱った場合もあまりなかった。
このドラマで提供している男女メロはソヨン-ウジェが中心である。
ウジェは愛するソヨンと結婚するために人生の目標まで修正して
家業を受け継いでほしいという父の提案を受け入れたが、
嘘をついたソヨンに背信感を感じて態度も大きく変わった。
このような葛藤をどのように結末をつけて和解と和合を導き出していくかが今後の課題だ。
ソヨンの二卵性双生児の弟が哀れな父をかばって抱いていくサンウ（パク·ヘジン）は、
愛するミギョン（パク·チョンア）がソヨンの義理の妹という事実を知って、
これを隠したままミギョンを放棄して自分を片思いしてるホジョン（チェ・ユンヨン）と
結婚しようとする。
この過程があまりスムーズではない。
通俗的な設定では、良い構成のディテールでは弱点も見えている。
母は早く死んで無能な父の下で苦労し成長した二子の一人は弁護士になって、
もう一人は総合病院レジデントになるのも現実性が落ちる。
ミギョンと結婚することができなくなったサンウは、苦しみながら愛もない金持ちの娘ホジョンに
プロポーズするのも、俗物的に見れば、医師といっても貧しい男としては幸せな悩みだ。
"私の娘ソヨンが"の結末は明らかだ。
そのためか、製作陣は葛藤を誘発させたキャラクターたちがなぜそうするしかない か見てもらう。
ソヨンが父と、また夫の実家との傷や問題をどのように治癒していくかが最も重要である。
ソヨンが父を否定して結婚したという設定はいくらお金が多くて条件が良くても、
相互理解とコミュニケーションができなければ不幸であることを知らせるための装置に過ぎない。
視聴者が家族とどのようにコミュニケーションを上手にして振り向かすだけで
このドラマは成功した。