初めての心療内科。
電話なんて出来なかった。
だからネット予約が出来る病院を選んだ。
もうどうでも良かった。薬が欲しかった。少しでも楽になれる薬が。
それから自分の状態がまともじゃないという確信が。
最初はカウンセラーの先生が話を聞いてくれた。優しい声に涙が出た。あーやっと吐き出せるって。わかってもらえるって。
10分位話して、別の部屋に案内された。
今度は男性のお医者さん。
すんごいあっけらかんとした人だった。
こんな状況になったのはいつから?何で?原因はわかってるの?とすごーーーーく気軽に質問された。
原因は上司。画像つきのダメ出し、伝言ノートへのタスク依頼の山。。。
ストレスにも環境の変化にも強いほうだろうって思ってたのに、それをこなせない自分が情けなかった。どんどん追い込んでいった。
でもこの先生、「上に立つ人はそれくらいじゃなきゃねーー」って、私の話を笑いながら聞いてた。
今思えばそれも私の状況を見極める為の診療法なのかなんて思えるけど、当時はこの先生何もわかってくれないって、シャットダウンした。
それでとりあえず採血しましょうって事になり、また部屋を移動。
いつも右腕なのでとお願いしたけど、「右利き手でしょ?左にしてみよう」とさっきの先生に推し進められて左で採血。
でもうまく行かずに針をグリグリされてるうちにスゴイ怖くなって過呼吸になった。
ベットに寝かされた。他の女医さんが来てくれて、すごく優しく話しかけてくれて安心させてくれた。
男性医師への信頼はここでガタ落ち。もう信じないって思った。
抗鬱剤の服用が始まった。
診断結果は鬱状態だった。
すぐに上司に報告。
今後の仕事について話し合い、彼女と働くことを拒否した。