2026年型の新型ハイエースが発表されました。
非常にスタイリッシュで、バン・ワゴンなどというカテゴリーではなく、見た目は完全にワンボックスカーの括りです。
発表会でのデザイン(外装、内装ともに)はオプションありありな状態だと思うので差し引いて考えなければいけなと思いますが、それを無視しても大きな変化が2点あります。
ひとつ目は、セミボンネットを持つデザインの為に運転席と助手席がフロントタイヤより後ろにスライドした事。
これについてはおそらく良い点だらけだと思います。
乗り降りのし易さ、乗り心地の良さ、ファミリーワンボックス並みの居住性、エンジンがフロントにある為にいまより静寂である事等などです。
あえてマイナスな部分があるとすれば運転手の着座位置が低くなる為に今までよりも視界が狭くなるという事ぐらいでしょうか。
ふたつ目として、セミボンネット構造により本来のハイエース最大の利点であった積載空間が多少なりとも狭まる可能性が大だという点です。
これは積載空間をどの程度必要かにもよると思いますので、基本的には個人差でメリット・デメリットがあると思います。
私にとっては年に数回だけではありますが、荷物満載での運搬が必要な日が必ずあり、程度問題ではありますが荷室が狭くなるのはデメリット以外のなにものでもありません。
もっともこれは新型のセミボンネットハイエースが4ナンバーを踏襲するモデルをラインアップする場合の話です。
割り切ってハイエースは1ナンバーもしくは3ナンバー、4ナンバーが必要な方はタウンエースをとなった場合は状況がまったく違ってきます。
トヨタもメーカー随一の販売台数を誇るハイエースから現行モデルでも突出して売れている4ナンバーモデルを切ることはないと思いますが、個人的にはよほどの魅力がない限りは今のハイエースを乗り続けていくだろうと思います。
ただ、1度くらいは展示車があるディラーに現車を見に行きたいとは思いますけど…。