シュガーケーンのベーシックなコレクションで新作のジーンズが作られました。
名作1947のように息の長いモデルになる可能性がありますよ。
このモデルは1950年代の中期に発売されたレアなジッパーフライをベースにしています。
60年代に入り防縮加工が取り入れられる事で縮率の違いの問題がクリアになり、ボタンフライからジッパーフライに変わっていきます。
このモデルは50年代のまだ未防縮の生機(キバタ)時代にあって少量作られたジッパーフライの復刻になります。
「シュガーケーン 14oz 1955(ZIPPER FLY) SC42955-421」です。
デニムはこのモデルの為に糸や染色を新たに手掛けた14ozのデニムです。
シュガーケーンのの名品1947は14.25オンスですが、このデニムはゴワっとしたコシの強さがあるので、こちらの方が厚く感じますよ。
オリジナルの特徴として、腰の横のステッチが短く糸も太めの糸を使っています。
右が1947です。
左の55年ジッパーフライモデルの方が脇のステッチが短く糸も太目ですよ。
そして大きな特徴は50年代のモデルでありながらジッパーフライというところです。
ジッパーはGRIPPER ZIPPERのブラス製ピンロックタイプになります。
この時代ですから、テープはコットンテープになっていますよ。
デニムと一緒にテープ部分も色落ちしますね。
センターのベルトループをご覧ください。
左の55年ジッパーフライモデルは、生産効率と糸の節約の為に、センターの厚いところを避けて左にオフセットされています。
さらにベルトループのデニムは少しライトオンスの物が採用されていました。
これも縫いやすいようにだと思われますが、そのあたりも再現しています。
こちらが左の55年ジッパーフライモデル。
こちらが47年モデル。
こちらが55年ジッパーフライモデルです。
セルヴィッチは共通ですね。
シルエットは47年モデルに近いレギュラーストレートです。
デラックスウエアのバッファローチェックのネルシャツです。
ベーシックなアメカジスタイルのハマった感はやはり良いですね。
シュガーケーンの硫化染めのダックカバーオールです。
バッファローチェックのネルシャツにダックのカバーオール、ヴィンテージタイプのデニムパンツです。
50年代のレアなジッパーフライをベースに作られたシュガーケーンの新しいモデルです。
クラシカルな雰囲気を持つXXタイプのジッパーフライは少ないので、ボタンフライが苦手な方も是非このモデルをお試しください。