皆さん、こんにちは。今回の院長ブログは、GWは仕事をして、次の週にまとめて休暇をいただき、家族で人生初のスリランカへ旅行をしてきたので、そのご報告です。今回は長いですがご容赦ください。

 

行ったことのない国で、休みと飛行機の便が都合の良い条件で探して、スリランカが決まりました。インドの南にある国です。昔はセイロンと言われていました。紅茶のセイロンティーぐらいしか知らない国でした。

 

調べてみると、国土の広さは北海道の8割ぐらいの大きさで、2000万人が住んでいます。世界遺産が8つあるそうです。シンハラ語と英語が公用語です。

シンハラ語は初めて見ました。カエルやリンゴ、だるまさんが並んだような、キャラクターのようなかわいい文字でした。

 

関空からシンガポール経由で向かいました。1年ぶりの海外でした。

なんと、ビザの取得が必要で、ネットで格闘しながら取得しました。

これは、経由地のシンガポールの空港内と、隣接する商業施設の人工滝の写真です。なんか、海外に来たなというワクワク感がありました。

 

関空とシンガポールは7時間、シンガポールからスリランカのコロンボまでは3時間のフライトでした。到着は夜中の12時。税関申告書がネット申請で、空港でQRコードでアクセスして、パスポートの写真撮影やテキスト入力をスマホで行い、結構大変なおもいをして、やっと入国できました。空港には、現地のガイドさん、ラニルさんが来てくれていて、車で市内のホテルまで送ってくれました。日本語が喋れます。このガイドさんと車をチャーターして、4日間観光するわけです。航空券やホテル、車のチャーターなどはHISに申し込んで行いました。

これが私たちの車です。トヨタハイエースでした。街中には日本車だらけでした。インドの車も安いけど、すぐ壊れるので、高いけど日本車が好まれているとのことでした。

街並みの写真は、いい写真が無かったので、ネットからとりました。こんな感じです。とにかくトゥクトゥクのバイクがめちゃくちゃ多かったです。車が多いのに信号機がほとんどないのに、道を横切る人も多い。日本人からみると、怖くてとても運転はできないと感じました。

女性の民族衣装はサリーです。これもネットからの写真ですが、一般人でも5人に一人ぐらいは着ていました。結構な頻度だと思いました。

 

それでは観光の写真です。象の孤児院、の見学です。野生の象が多くいるらしく、その中で孤児になって生きられない子象を連れてきて、育てている場所が、観光地となっています。フルーツを直接餌を与えて写真撮影です。また近くの川での水浴びも見れます。象の目もかわいくて、目と目が合うとなんか心が通じる気がします。匂いとかも心配したんですが、全然感じませんでした。水浴びでは、しゃがんだり、横になったり、鼻で水を吸って自分の体にかけたり、おしりを岩にこすりつけたり、動きが多くて、楽しいです。子象を大人が囲んで守っているような姿も感動します。

この人がラニルさんです。日本に10年住んでいました。流暢な日本語でサービスも満点。食事場所や観光する場所や順番なども、ラニルさんと色々相談して決めていきました。写真はないですが、アーユルヴェーダのスパにも行ったりしました。気持ちよかったです。手作りの旅行といえますね。

 

次の観光はダンブッラ石窟寺院(世界遺産)です。なんと紀元前1世紀に造られたものだそうです。自然の洞窟に極彩色の壁画が、壁や天井に無数に描かれています。外壁にもあったそうですが、風化でなくなっています。しかし洞窟内は鮮やかに残っています。技術・文化・芸術水準の高さを感じます。また石を掘って造られた釈迦佛もまた多数ありました。巨大で横になって涅槃に入るお釈迦様もいくつもあります。洞窟内は涼しいのですが、外は35度の炎天下。寺院内は神聖な場所なので靴も帽子も禁止なので、靴下のみで日向の石は熱くて歩くのも大変でした。

 

食事は基本カレーです。それこそ色んな種類があり、それらを少しずつとって、混ぜて食べるのが基本らしいです。おいしいですが、やはり辛い。私は豆のカレーがお気に入りでした。

 

走っていると道に野生の象がいました。一匹でしたね。

 

次の観光地はシーギリヤロック(世界遺産)です。高さは180メートルで、これを徒歩で登ります。上空からの写真はネットからのものです。5世紀に王朝の宮殿があり、今はその基礎部分が遺跡として残っています。宮殿の再現図はこんな感じです。ライオンは今は足の部分だけ残っています。

 

左側の写真が上る前の写真です。右の写真は中腹まで来たところです。ライオンの足の部分が残っています。後ろにみえる鉄の細い階段を上っていきます。スリル満点で、高所恐怖症の人は無理だと思います。

これが階段の写真です。狭いから転げたら大変です。

 

これは頂上部分での写真です。見晴らしは最高です。ここからの景色を眺めながら天下人になった気分を味わいました。重機もクレーンも無いのに、どうやってここに宮殿を作ったかは今も謎らしいです。

 

次の観光地も世界遺産、ポロンナルワです。11世紀から13世紀にかけて王朝の首都として栄えた街ですが、その後は王朝が変わり首都も変わり忘れられた街となり、ながらくジャングルに覆われていたのを、19世紀に発見され、整備され世界遺産に登録されたそうです。

この日は40度ほどと、本当に暑くて、大変でした。でも仏像もたくさんあり、壁の装飾品などもアジアチックな遺跡気分を満喫しました。この宮殿跡だけじゃなく、人々が生活した区域や商店などの遺跡もあり、規模は相当に大きいことに驚きました。

 

次は象に乗る観光です。30分ほど歩きました。大きいですが、おとなしく、36歳のファニーという名前の象です。象使いのお兄さんの指示で、鼻を高く上げたり、枝を折ったり、水を吹き出したりとよく調教されていました。世界遺産のシーギリヤロックを背景に写真をとりました。ロープにつかまるだけですから、歩くたびに前後左右にゆられるので、結構スリルあります。体力も必要だと思いました。臭いもなくて気持ちよかったです。

 

次は、宝石店へ行きました。スリランカはダイヤモンドと金はとれませんが、そのほかの宝石はだいたい取れるらしく、それを安く販売しているそうで、興味もあったので少し見てみようとお店に立ち寄りました。入口から、警備が厳重な雰囲気が漂い、扉も大きく、一歩中に入ると、ゴージャスな雰囲気で、これは一度入ったら手ぶらでは出れない雰囲気が漂っており、あちゃちゃ~とは思いましたが、お客さんは我々しかおらず、すぐに出ることもできず、ラニルさんもいるので、ここはじっくり見るしかなかったですね(汗)。人力で採掘しているムービー、手作業でカットしている映像などを見て、それから商品の説明を聞きました。高いものは無理なので、小さな装飾品となりますが、安いものでも嫌な顔せず、ちゃんと説明してくれて、ほっとしました。スリランカで太った人は見ませんでしたが、やはりこの人は食べているものが違うのか別人ですね。実は日本語を流ちょうに喋れたので、色々交渉も楽しくできました。記念に少々購入して、無事お店を出ることができました。

 

スリランカは香辛料も多くて、その植物を育てて販売しているところにも行きました。ここでも日本語が流ちょうなおじさんに説明をうけました。ハーブティーも飲ませてもらい、ちょっとしたマッサージも受けて、健康食品や体に良いクリームなどを購入しました。

 

次はセイロン紅茶の工場見学にいきました。ここは英語での説明を聞きながら、広い工場を見て回りました。実際に製品を作成している途中の工程を見ました。乾燥・発酵・選別方法などなど。イギリスの植民地時代からの機械も稼働していました。試飲もさせてもらい、やっぱり当然ながらめちゃくちゃ美味しいわけです。ここでもお土産を沢山買いました。

 

最終日、空港へ向かう途中に、カシューナッツを販売しているお店にもよって、各種スパイスで味付けしたカシューナッツを味見して、めずらしい生のナッツも購入しました。観光客は来ないような、現地のお店という感じでした。ラニルさんのお勧め店です。

 

空港へ行く前に、大きなスーパーマーケットによって、地元のお菓子なども買ってきました。最後の夜は、ラニルさんもいっしょに食事をして、空港まで送ってもらい、3泊4日の旅を終え、シンガポール経由で関空まで戻りました。

 

スリランカは、混沌とした部分もあり、古い歴史と近代が混じって、敬虔な仏教の国という感じでした。象との触れ合いも子供のころに戻ったように楽しめました。異国情緒たっぷりで、とても刺激的でした。物価も安いので、円安も気になりませんでしたよ。ただラニルさんは、すごく物価が上がっていて、現地人は生活が皆苦しいと言っていました。皆様も是非行かれてはどうでしょうか。長くなりましたが、今回の院長ブログはこれまでです。皆様、お元気で。