■トレンドラインとは

まずはトレンドラインについて、簡単に説明します。

トレンドラインとは、『ある安値』と『ある安値』を結んだ線、もしくは『ある高値』と『ある高値』を結んだ線を言います。

トレンドラインの例

青色矢印で示した安値と安値を結び、その線を右に延長させると円枠で示したように、下値を抑えているかのように見えるラインとなります。

これがトレンドラインであり、そのトレンドラインが下値を支えたり、上値を抑えたりするレベルであることを教えてくれることが多々あります。

■今日のドル円にトレンドラインを引いてみると？

下のチャートはドル円の１時間足チャートです。

ドル円・１時間足にトレンドラインを引いてみた

１１月１８日　２２：００台に記録した安値１１６．３３９円と１１月２０日　４：００台に記録した安値１１７．４５３円を結んでみました。

すると、赤色矢印で示したところでトレンドラインにタッチ。

タッチ後、一時的ではありますが下値を抑えました。

が、しかし・・・

そのラインを下回り始めてからは、乱高下が続き、上昇の力はかなり弱くなっているように見えます。

あんなに上昇トレンド強かったのにね・・・

こうなってくると、どこまで下がるのか？がキーポイントになってきます。

■更なるトレンドラインを

ひとつ前の安値から１１月１８日２２：００台の安値を結んでみた

緑色矢印で示した箇所で下値を支えられているように見えます。

ひとつ前の安値からトレンドラインを引くことで、どこまで下がるか？を把握しやすくなりました。

このラインを下に抜けるか抜けないかが、ひとつのポイントになるわけです。

このラインを超えたことで、赤色矢印で示したローソク足は勢いのある下落になった。

売買判断になるかどうかは、トレード方法にもよると思うけど、少なからず、トレンドラインの有効性は感じていただけるかと思います。

■トレンドラインの活用

トレンドラインを引くことで、値動きの変化を把握するヒントが得られます。

・そろそろ流れが変わりそう。

・これを超えれば流れが加速しそう。

・ここから、また上昇（下落）しそう。

などなど

そんな相場の変化の把握に役立つ。

トレンドラインを活用したトレード方法は、大きく分けて２つ。

トレンドラインのタッチを利用して、押し目買い（戻り売り）を狙うのか？

トレンドラインのブレイクを利用して、反転下落（上昇）を狙うのか？

ただ、トレンドラインのみで勝ち続けられるほど、ＦＸの世界は甘くない。

僕は、スパンモデル・スーパーボリンジャー を基本的な売買判断材料として、最近はトレンドラインを補足的に活用してダマシにある回数を減らしています。

トレンドライン活用でダマシに遭うリスクを減らす