『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説の映画化で作風は同じくスティーブン・キング+ダーク・ファンタジーのテイスト。醜い容姿に人間の感情をも嗅ぎ取るほどの嗅覚を持った主人公ティーナの孤独と世界の境界線を描いています。作品のポイントはティーナが何者であるか、というコトにもあるのですが、それ以上に作品の面白さは境界線の存在。国境の税関職員という国の境界線から、日常と非日常の生活であったり、人間とその他の生物、そして自分自身の心の境界線をティーナの主観で描いているところにあるかと。人々がそれぞれに選び取った心の境界線、善悪を分けた境界線、言わば心の闇との対峙を異形のティーナという存在で語りかけてくるのです。