姉の突然死から姪を育てるコトになる、というと以前ではマーク・ウェブの『ギフテッド』を思い出しますが、それとは違う視点での困惑をテーマとしています。原題も『Amanda』で主人公が姪のような印象でしたが、作品はアマンダと接するダヴィッドで、彼が感じる困惑を描いていました。
私が感じた今作のポイントはダヴィッドとアマンダとの約束のような絆関係ではないか、と思います。オープニングにおいて、迎えを頼まれたダヴィッドが仕事の都合で遅れ、それについて姉のサンドリーヌに問い詰められるもののアマンダが庇うシーンが、最後までふたりのお互いを補完し合うような関係を象徴しているように思います。悲しみも必ずどちらかが受け止め、近すぎず離れすぎずの並んで歩く姿もとても自然で、馴れ合うコトもなく反発し合うコトもない、いつでもお互いを抱きしめ合える雰囲気がとても良かったです。