福島の原発事故によって避難を余儀なくされた双葉町の盆踊りにまつわるドキュメンタリ。伊集院さんのラジオの紹介から知って観に行きましたが、伊集院さんの言うように「国政の犠牲になった人々」の視点から見えてくるものが強かった印象です。国の指導の下、原発であったり、ハワイ移民であったり。監督の中江裕司さんも沖縄で生活しているコトを考えると、太平洋戦争での沖縄、占領下の沖縄、基地問題を抱える今の沖縄と、国政と国民との関係を考えざるを得ないと思います。

その中で、双葉町の彼らの盆唄に託する思いは、今でなくずっと遠くの未来まで見ているように感じます。対して国、日本の国政はどうだろうか。まだまだ解決していない問題を足下に追いやり、目先の利益や名声を追っているだけではないだろうか。そんなコトを考えさせる作品でした。