前半、監督のメル・ギブソンを思わせる髪型にしたアンドリュー・ガーフィールド演じる主人公デズモンドの変態性が気になって仕方がなかったです。とくに後の妻になるドロシーを口説くシーンやデートのシーンなど、女性に慣れていないだけではない気味の悪さを感じました。
その変態性こそがある種の彼の信念に繋がり、彼を英雄なっていく下地になっていたようにも思います。一途で一直線、あるのは神と自分の信念だけ、といった感じ。
しかし、後半の戦場のシーンになると、エグい映像が繰り返されます。腕や足が吹き飛んだり、そもそも木っ端微塵に弾け飛んだり。血と泥に塗れた戦場でデズモンドが貫き通した信念は、それこそ人間そのものを表しているようにも感じます。泥臭くても信念を持って立ち上がることの強さに圧倒されてしまいました。