■ 行列の心理

なぜ日本人は行列が好きなのか。

ラーメンやスイーツを食べるだけのために長時間を費やしたり、時間がたてば並ばずに買えるようなものまで並んでみたりする。
人間は、情報が不確かなときは他者の行動を参考にする。
お客さんの少ない店よりは行列店に入りたくなり、また行列店に入ることで、多数派に所属した安心感も得られる。
こうした行列に並びやすい人の特徴は、「自分はこんな人間だ」という自己確証が弱い人、自分の選択に自信が持てない人だ。しかし、そんな「行列に弱い」人間の心理は、店側も上手に活用していて、あえて『注文後に調理』『営業時間の短縮』『店を小さく』などの制約を設け行列をつくる店もある。ただし、意図的につくられた行列店も最終的には味の勝負になる。また、マスコミへの露出から人気が出た店よりは、口コミで拡散した店のほうが行列は続くものだ。



マスコミと口コミ、それぞれの強みを理解しておくと自分が求めるものを手に入れられるようになるでしょう。