遠野放浪記 2014.08.23.-18 舞い納め | 真・遠野物語2

真・遠野物語2

この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

神輿や伝統芸能による参道周回がようやく終わっても、鹿踊りの一団にだけはまだ休息の時は訪れないようだ。


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扇子や刀を手にした踊り手たちが脇へ並び、そして三体の鹿は本殿に踊りを奉納する。参道を踊り続けて戻って来た直後だというのに、凄い精神力だ。

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流石に此処では一体の鹿だけで踊り続けることは無く、三体が入れ代わり立ち代わり本殿の前に立つことにより、切れ目なく踊りを続けている。

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間近で見る鹿踊りは息を呑む程の迫力で、参道周回の疲れなど感じさせない、誰かが止めなければ永遠に踊り続けるのではないかと思う程の気迫を感じる。

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やがて、鹿単独の踊りへもう一体の鹿が加わり、正面を向き合ったり、背中合わせになったりと先程とは違う雰囲気の踊りを始める。鹿同士が戯れているかのような踊りは、気迫溢れる単独での踊りと打って変わり、何やらコミカルな雰囲気さえ漂わせている。

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そのうちに残っていた最後の鹿も加わり、三体全員での踊りに移行する。ひと口に鹿踊りと言っても、同じ流派に於いても演目はたくさんの種類があり、鹿単独での踊り、複数の鹿による踊り、人間も加わっての踊りと一度で実に様々な演舞が見られるのだ。

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やがて踊りのストーリーラインも終結へ向かい、鹿たちは深々と本殿に向かって首を垂れる。

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鹿たちの脇を固めて踊っていた人間たちも、同じように本殿へ頭を下げる。

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これで鹿踊りも終わりかと思いきや、まだもう少しだけ続くようだ。