広くITの基礎知識を問う 午前問題とは? | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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「情報処理技術者試験の合格」を目指す人にとって
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のんびり綴ってゆきます。


報処理技術者試験は区分によっては、

 いくつかの試験

に分かれていることを、昨日、書きました。


今日はその中で、はじめの方で行われる

 広くITの基礎知識を問う

ための試験について書いていきます。


みなさん、どうやって

 広くITの基礎知識

を問うような問題が出題されていると思いますか


一度でも情報処理技術者の試験を受けたことが
ある方はご存知だと思いますが、

 選択式

の問題が出題されます。

つまり、問題に対して、複数の選択肢
(一部を除いて4択)から1つだけを選んで、

 マークシート

を塗りつぶす タイプのものです。大学入試の

 センター試験

と同じようなものですね。

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これは

受験者が多く、採点をある程度、
 機械的に実施する必要があるため


それから

一定の知識を持つものだけに
 2つ目の試験の採点資格を与えるため


にこの形式が取られています。


ここで、一定の知識というのは、
どの試験区分でも同じなのですが、

 60点以上の得点

を指します。一部の試験を除いて、大半の
配点割合は同じなので、問題数の

 60%

以上の問題で、正解を選択できれば、

 広くITの基礎知識

があるということにしています。


実際の試験区分で言えば、基本情報処理技術者
応用情報処理技術者の試験において、
午前中に行われる試験では、

 80問

出題されるので、48問以上正解なら、午後の
試験を採点してもらうことができます。

じゃあ、

 47問以下の場合

はどうなるかというと、午後の試験は採点すら
してもらえません。 つまり、午前の問題で

 失敗

したら、午後に頑張っても

 取り返す

ということができないのです。ここが、
情報処理技術者試験の怖いところでもあります。

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ちなみに、ITストラテジストをはじめとする

 高度試験

と呼ばれる専門分野の試験になると、
ちょっと様子が変わってきます。


具体的には、午前中の試験が2つ に分けられています。

午前1と呼ばれている午前中のはじめに
行われる試験は、基本情報処理技術者
応用情報処理技術者の試験と同じように

 広くITの基礎知識を問う

問題での試験が行われます。ただし、問題数は

 30問

と少なくされています。

また、高度試験では共通の問題を使用しているため、
2年以内に午前1で60点以上取得している
場合には、(試験全体の合否とは無関係に)
午前1の試験だけは

 免除

することもできます。


午前2と呼ばれている午前中の2つ目に
行われる試験は、出題範囲が

それぞれの
 試験区分における
  基礎知識を問う


問題での試験になります。問題数は25問です。
ちなみに、午前2には免除制度はありません。





秋に実施される高度試験

 ITストラテジスト

の対策講座のお知らせです。



ITストラテジスト試験
午後1・午後2 対策講座


 日時
  2015年08月22日(土)13時00分~17時00分
  2015年08月29日(土)13時00分~17時00分
 会場
  両備システムイノベーションズ 岡山本社 会議室
 主催
  日本ITストラテジスト協会 四国支部・中国支部
 参加費
  無料

の2回目(8/29)の対策講座 に

「業界を知らない
  ストラテジスト
   なにができる!?」

 ~顔を洗って出直してこい!と
    言われないための事前調査のすすめ~


という、ちょっと過激なタイトルで登壇させて
いただく事が、決定しました。

お時間のある方は、是非、お越し下さい。

詳細
 日本ITストラテジスト協会のHP
 (お申し込み方法はこちらをご覧下さい)

  https://www.jista.org/modules/news/article.php?storyid=68

 お知らせ記事
  http://ameblo.jp/t-akita2009/theme-10089765445.html