結婚してもうこんなに時間が経った・・・

当時からお互いフルに働き、今では職場で
それなりの立場となり、家庭では子どもた
ち中心の生活を十数年続けている僕たちは
日々忙しく過ごしていて、とうに新婚の頃
のままごと遊びのような日々など見る影も
なく、平日など、ひと言ふた言、言葉を交
わす程度が常となってしまった・・・。

それでも、このような朴念仁相手に関係が
成り立っているのは単に妻の心が広いから
だと日々感謝している・・・。

ところが、日頃からそれを言葉にして伝え
るとか、気の利いた調子の良いことでも言
ってあげれば良いのだろうが、そういうの
が苦手であまりできてはいない。

しかし、50歳を過ぎてから、後10年経てば
60歳になり、定年や老後のことも考えなけ
ればならない時期に差し掛かってきたと考
えるようになったとともに、こうした声か
けできていないことの積み重ねが蓄積し、
ある日突然三行半を突きつけられる・・・

とか、

一方では、ひとつ前の記事のように、病に
よるものであったり、不慮の事故などで、
突然の別れというのもあり得る・・・

など、

色々考えていたら、助け合いながら歳月を
重ね、関係が良好で付き合いが長くとも、
いつ何時どういう状況で別れの時が来るの
か?など、わかりはしないな・・・と最近
よく考えるようになった。

まぁ、そうなってはいけないから、日々お
互いに気に掛け、健康にも気をつけ、労り
あっているつもりなのだが・・・

相手が去ったら、先に逝ってしまったら、
独りになってしまう。

なので、そうなっても良いように、『妻にし
かできない』ことがあるということは極力
ないように、と常々感じどんなことでも積
極的に行動をしている。

それは、家事は言わずもがな、子どものこ
とや親のこと、その他日々の生活で直面す
る一切のことで、これらを何でも任せっき
りにしているのでは、いざという時に何も
出来ずただ途方に暮れてやさぐれる『ダメ
おやじ』となってしまうのが目に見えてい
るからだ。

これらをクリアしておけば何でも出来る自
信(経験)があるから(身体が正常に動くこと
が前提とはなるが)独りになってしまっても
身の回りのことや生活で心配をすることは
ない。

ちなみに妻ときちんと話してこう決めたと
いう記憶は無いが、我が家に当番という制
度はない。

どちらか気づいたほうがやる、
早く帰ったほうがやる、というのが結婚当
初からのスタイル。

なので妻はどう思っているか知らないが、
『自分ばかりが損をしている』などとは、
あまり思わない。



しかしまぁ、

結婚記念日という『めでたい日』に、
こんなことを考えていては、

身も蓋も無いのだけれど・・・

それが僕らしいというかなんというか(笑)

でも、大事なことだと思う。

ただ、記念のケーキを前にしている時くら
いは、そんなことは置いといて、

恥ずかしいけど・・・

妻に対して日頃の感謝と、
こうしたケーキの写真がひとつでも多く撮
れる為にも言っておこう・・・
いつも・・・
ありがとう・・・
これからも・・・
よろしく!