以前、実業家のホリエモンこと

堀江貴文氏が、寿司業界で問題なのは、

職人としてのセンスで、

何年も修業するのはバカだと

Xに投稿していました。

 

 

料理学校を卒業して自己流でやっている人もいる。

不足できる部分は、

できる人間を雇えばいいとのこと。

 

 

それは、料理人としてではなく、

経営者からの目線だと私は思うのですが…。

 

 

確かに、回転寿司チェーン店では、

寿司職人は置かずに、

アルバイトや寿司ロボットが握った寿司でも

売り上げが伸びている店があります。

 

 

現代の飲食業界で働く人たちは、

自分が作った料理をおいしいと

喜んでもらいたいから、

もっと料理の技を身につけて

いつか自分の店を持ちたいという考えでは

なくなってきているのでしょうか。

 

 

今は、飲食業の離職率が、

50.2%というデータが出ていますが、

若い世代の人たちも、

雑務や訓練、上下関係を通じて

忍耐力を養おうとする意識が

年々低くなっているようです。

 

 

飲食サービス業を展開する企業では、

長時間労働をさせない取り組みや

最短で実践力になってもらう教育を

している店舗もあり、

私が東京都内で修業していた時代とは

状況がかなり変わってきています。

 

 

また、利用する側も、

SNSで紹介された店の料理に飛びつくのが

今は主流なのか、

ここ数年は、話題性ばかりが先行して、

料理の味そのものには

関心がない人が増えているように感じています。

 

36年前に自分の店をオープン後、

毎年人気だった「うにしゅうまい」

 

 

その店でしか味わえない、

一機一会の料理を

選んでくれたお客様に味わってもらいたいのなら、

料理人として人生を全うしたいのなら、

ある程度の修業は必要というのが

料理人を目指している人へのメッセージです。

 

 

 

私が登場している「美味しんぼ青森編」ですほっこり