先月、沖縄県うるま市で、

今年初の熱中症による死亡者が出ました。

 

 

死に至るかもしれない熱中症になるのは、

「脱水症」の兆候があるからです。

 

 

脱水症は、体液が汗をかくことで失われ、

うまく補給されていない状態のことです。

 

 

脱水症になると、

血圧低下や血液の量の減少し、

身体に必要な栄養素が行き渡らなくなるので、

老廃物の排出がしづらくなります。

 

 

また、骨や筋肉から電解質が失われることで、

足がつったり、しびれたりすることがあります。

 

 

ニュース番組などでは、

「こまめな水分補給を」とすすめているようですが、

一度に大量の水分補給は、

電解質のバランスを崩して、

体調不良を招く恐れがあるので要注意です。

 

 

大人が一日に必要な水分は約2.5ℓですが、

そのうち1.5ℓ近くの水分が

食事や体内でつくられます。

 

 

残りの約1ℓを、

数回に分けて摂るようにするのが

理想的と私は考えます。

 

 

他には、毎日の食事には、

自然塩が使われた味噌や醤油を使うこと、

自然塩で作られた梅干しを食べるようにして、

食事から適度な塩分補給をすること。

 

 

また、体内からミネラルを奪う、

偽のうま味を生み出す味の素を始めとした

化学調味料や食品添加物は摂らないようにすることを

私はアドバイスしています。

 

 

特に、糖尿病の人は、

脱水症状を起こしやすく、

毎日の食事で血糖値のコントロールができていないと

熱中症リスクが高くなるので、

食生活の改善に努めていく必要があります。