汗を吹く 茶屋の松風 蝉時雨
             正岡子規



    

​明日から七月
それで今日は上の句を見つけたので
明日からの期待を込めて
面白いと感じました。
この俳句の意味は、
蝉時雨のなか茶屋で休んでいると
かいた汗に心地よく吹く松風が吹く
という意味で
作者が炎天下の中
茶屋で休んでいた時の
状況を詠んだ句になります。
蝉の声と汗が吹くというほどの炎天下
まさしく夏という状況の中
ふと休むために入った
お店の中で涼みながら
気持ちのいい風に当たるという
夏のいいところを読んだ俳句であり
今年の夏もこうなればいいなと思います。
まあ当分は雨と曇りで
梅雨のような天気のようですが
それでもこの俳句のような
日が来ることを楽しみに
この1ヶ月を過ごしたいです。


蝉時雨とは
たくさんの蝉がなく様を
時雨が降る音に例えたもので
夏場にある蝉の大合唱のことです。