アイキャッチは「死の舞踏」。

 

「死」という現実は、身分や貧富の差関係なく

 

何人にも平等に訪れる。

 

また、それは突然訪れる。

 

 

だから、「現世」をよく生きよう。

 

 

中世ヨーロッパの黒死病の猛威は、

 

人々の死生観にも影響を及ぼしたのだ。

 

 

【世界史論述問題】

京都府立大 2018 大問4 Part①

【無料添削】

 

 

 

どうも、塾長のかじやです。

 

世界史論述問題の

無料添削企画、始動していますよ~。

 

前回記事にて募集を開始しましたが、

ドシドシ来ております。

 

 

 

ちなみに、

前回の記事はこちら。

 

【世界史論述問題】

気合いと愛で添削します。解答募集中です!

【一橋大2018の解説です】

https://ameblo.jp/syuushinjuku/entry-12418339154.html

 

 

 

さて!!!!!!!

 

今回は京都府立大からの出題。

 

HN 血のメアリさんからの投稿です。

 

 

【設問】

 

中世ヨーロッパの黒死病とその影響について論述せよ。なお、論述するにあたっては、下の語句をすべて使用し、使用した箇所には下線を引いておくこと。

 

死の舞踏 デカメロン 農民一揆 モンゴル 領主

 

 

【メアリさんの解答】

 

14世紀頃にヨーロッパで黒死病の大流行が起き、多くの人が亡くなった。これによって農民の価値が上がったり、農民に変わる奴隷の地位が向上した。しかし、領主がこれに対して支配を強めた結果、各地で農民一揆が起きるようになった。また、黒死病の流行はヨーロッパに留まらず、モンゴルなど東アジアまで広がった。一方で黒死病は社会変容をもたらしただけでなく、人々の死生観にも影響を与えた。人々は死を身近に感じ、恐怖の念を抱くようになり、それはバーゼルの「死の舞踏」からも窺える。また常に死と隣り合わせであるなかで、人生をよりよく生きることを考えるようになり、この個人を尊重する考え方はルネサンスを導いた。ボッカチオが著した「デカメロン」ではペストを逃れた農民の姿が描かれている。(329文字)

 

赤 不要 

青 内容変更の余地あり

 

 

 

【ご要望】

 

・語句の「モンゴル」の使い方が

 よく分からなかった。

 

 

【解説】

 

血のメアリさんからのお便りです。

 

HNいかついね~(笑)

 

 

(女子供の処刑も厭わない

 イギリス女王メアリ1世)

 

 

 

 

ご要望は、

 

モンゴルの使いどころね。

 

なるほどね。

 

 

何にせよ、まずは、お題を整理しましょうか。

 

 

論述するべき内容は、

 

①「中世ヨーロッパの黒死病について」

 

②「その影響について」

 

この2つだね。

 

 

血のメアリさんの解答を読む限り、

 

 

中世封建制の動揺(社会的影響)

 

ルネサンス運動への寄与(文化的影響)に、

 

 

文章が集約されてしまっている。

 

 

つまり、

 

②の「黒死病の影響」のみ答え、

 

①の「中世ヨーロッパの黒死病とは?」

 

という質問を無視してしまっているんだね。

 

 

そして、何を隠そう、

 

「モンゴル」の使いどころは①にあるわけだ。

 

 

【「中世ヨーロッパの」黒死病】

 

まず、

 

「中世ヨーロッパの」

 

これ注目。

 

 

わざわざ、修飾語句を使用していることを考える。

 

 

黒死病が流行した時代は、

 

いくつかあるよ!っていう示唆ね。

 

 

大まかにいうと、

 

6世紀の東ローマ帝国の黒死病

14世紀の西ヨーロッパの黒死病

17世紀の西ヨーロッパの黒死病

 

など。

 

 

「一概に黒死病と言っても、

 背景にある歴史的状況は全く違うよ」

 

これ大学側のメッセージ。

 

 

 

今回は、14世紀の黒死病を指すわけだが、

 

当然、

 

14世紀の時代状況を考慮しないといけいない。

 

 

【モンゴルと黒死病】

 

13世紀に最盛期を迎え、

 

14世紀に依然として

広大な領域を誇っていたのが

 

モンゴル帝国。

 

 

そして、問題は、

 

「14世紀のヨーロッパにおける

疫病」と、「アジアの国」が

 

いかに関連しているのか。

 

 

これに関しては、

 

ずばり、東西交流について触れるしかないね。

 

だって、まず、

アジアとヨーロッパに接触がないとね。(笑)

 

 

よって、

 

モンゴルの広大な駅伝制の存在と

黒死病がヨーロッパに蔓延した事実の

 

因果関係を述べていくとよい。

 

 

 

【論述のポイントの整理】

 

①「中世ヨーロッパの黒死病とは?」

 

・まず、アジアで発症例があったこと

 

・14世紀、ヨーロッパとモンゴルとの

 東西交流が原因で黒死病が蔓延したこと

 

・その結果、ヨーロッパで大量に人口が減ったこと

 

②「黒死病の影響とは」

 

(社会的影響)

 

・農民の数が激減した結果、

 荘園が農民の売り手市場と化したこと

 

・にもかかわらず、領主が反動化したこと

 

・その結果、農民一揆が起き、

 領主の没落につながったこと

 

(文化的影響)

 

・人々が「現世」で個人としてよく生きること

 に関心を抱いたこと。

 

・この死生観の変容が、人間性や個人を重視する

 ルネサンスを導いたこと。

 

 

今回はここまで。

 

次回、解答作成の詳細と

 

模範解答を掲載いたします。

 

 

 

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