ニュージャージー州コロニア高校の近くには、長崎に投下された原子爆弾「ファットマン」使われたプルトニウムを製造した、「世界最悪」といわれ、今もなお汚染処理が続くハンフォード核施設がある。

そこでは、放射能汚染物質を空中に放出する(人体)実験が、住民に知らされず行われていたそうです。

マンハッタン計画」に拠る被ばく者は、ナガサキ、ヒロシマだけでなく、「ファットマン」の母国?アメリカのニュージャージー州にも・・

原子力という魔物は、何と罪深いのでしょうか?

世界最悪汚染地帯「原爆・負の遺産ハンフォード核施設」
【NEWS23Xのシリーズ「原発クライシス」
 16日は、アメリカ・ワシントン州にある核施設を取り上げます。20年以上前に閉鎖されたこの施設は、かつて汚染物質を空中に放出する実験も行われていました。放射性物質//による汚染が「世界最悪」といわれ、今もなお汚染処理が続くこの施設を取材しました。

 ハンフォードの原子炉は、発電するためのものではありません。ここでは、プルトニウム/を取り出す作業が行われていました。そして、そのプルトニウムは、長崎に投下された原子爆弾/に使われました。

 「彼らは私たちを実験用モルモットにしたのです。何が行われているのか誰も知らず、ここに住む人の多くが実験によって病気になりました。私たちがこの街で育っている間も放射性物質で汚染されていたなんて信じられません」(被ばくしたグロリア・ワイズさん)

 グロリアさんは裁判で国と争い、ガンと実験との因果関係が認められました。】


 Yahoo!ニュース・TBS NEWS DIG Powered by JNN
アメリカ 同じ高校の卒業生ら118人が脳腫瘍を発症 波紋広がる

【アメリカ東部、ニュージャージー州にある高校で、40年間に100人を超える卒業生らが脳腫瘍を発症していたことがわかりました。極めて稀な病気であるため波紋が広がっています。

ニュージャージー州のコロニア高校では、1975年から40年間で生徒や教職員ら118人が脳腫瘍を発症していました。

ウィシンスキさんの妻はこの高校の卒業生で、2007年、妊娠中に脳腫瘍が見つかり、出産後、闘病の末亡くなりました。同じく卒業生の妻の妹も3年後に脳腫瘍で死亡しました。

アメリカの統計では、脳腫瘍の発症者は10万人に1人から3人だということです。

妻を脳腫瘍で亡くしたジェイソン・ウィシンスキさん(51)
「何かがある、何かおかしい、調査する必要があります」

記者
「原因の一つとして可能性が指摘されているのが、この場所です」

高校がある郡には、原爆開発を進めた「マンハッタン計画」のウラン処理工場があったことから、汚染された土が学校建設に利用されたのではと関連を疑う指摘もあるということで、自治体は放射線レベルを計測、5月中に公表するということです。】