シドニー五輪・柔道で、世紀の大誤審に泣いた篠原選手も、日本選手団・コーチ陣は守らなかった。
【2000年シドニー五輪・柔道男子100キロ超級決勝】世紀の誤審…失意の銀に篠原が泣いた

今回の高梨選手の件も、例え覆る見込みがないとしても、厳重抗議すべきだった。
プロ野球で、監督が無理筋?のチャレンジをするのも、選手への思いやりでもあると、私は思う。

言うべきことを言わなければ、日本は、世界から尊敬されないどころか、軽視される事になるのでは?

ただ、ヘイトスピーチ・誹謗中傷の類は、言うべきことではなく、言ってはいけないこと、誤解のないように・・


 Yahoo!ニュース・SmartFLASH 最終更新:2/14(月) 22:02
高梨沙羅の “疑惑ジャッジ” に日本選手団が「抗議せず」…SNSでは「納得できない」とモヤモヤの声

【北京五輪でスキージャンプ混合団体に出場し、スーツ規定違反で失格となった高梨沙羅。日本選手団が「今すぐ抗議することはない」との方針を示したことで、波紋が広がっている。

 競技当日、103メートルの大ジャンプを見せたが、その後の抜き打ち検査でスーツ規定違反により1回目のジャンプは失格に。太もも周りのサイズが規定より2cmオーバーしていたという。高梨は号泣しながら、スタッフに抱えられて控室に戻っていった。

「この日、スーツ規定違反で失格になったのは高梨だけではありません。参加10カ国中5カ国の女子選手たちが失格となっているのです。高梨含め、選手からは『検査方法がいつもと違った』といった証言も出ています。

 検査の責任者たちは『手順は変わっていない』とメディアで反論していますが、“疑惑のジャッジ” として、各国から説明を求める声が殺到しているんです」(スポーツ誌ライター)

 騒動が大きくなるにつれ、日本も対応に動き出した。全日本スキー連盟の斉藤智治常務理事によれば、全日本連盟から国際スキー連盟に対し、“抗議” ではなく、検査方法に関する何らかの “提案” をまとめ、文書で提出するという。

 2月13日におこなわれた日本選手団本部による記者会見では、伊東秀仁団長が「現時点では選手・スタッフのケアを最優先し、今大会に注力することが重要」とし、「今すぐルールに対して抗議することはない。スキー連盟を通して、いろいろ話し合いながら……国際連盟に抗議することはないが、改善を求めていく可能性はある」と、今後の方針を示した。

 ただ、こうした対応は、当日の詳しい経緯を明らかにするとは思えないとして、SNSでは、モヤモヤした声があふれている。

《メンタルケアが最優先、全くもってその通り。が、明らかに間違っていることであればハッキリ主張する事も同じくらい大切では?》

《いつまで事なかれ主義でいくの?おかしいものはおかしいと言わないと。だから日本は舐められる》

《選手のケアは当たり前のことで、おかしい事はおかしいと、しっかり抗議しないのはやはり納得できない。命がけでやってきた選手を守る気概を見せろ》

 高梨は競技後、自身のインスタグラムで《私の失格のせいでみんなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です》と綴っている。

 現在は次のW杯に向けて欧州入りしており、原田雅彦総監督によれば、「チームのみんな、それから国民のみなさまに本当に励まされて元気になった」というが、胸中はいかばかりか。

 今回の騒動が、誰もが納得いく方向に収まることを願うばかりだ。】