国際原子力機関(IAEA)から見直しを迫られた、ナンチャッテ検査制度。
原発検査「抜き打ち」柱に 規制委が制度見直し案

検査料金割り増しも結構だが、
安倍総理が言う「世界で最も厳しい基準??の根本的見直しも必要なのでは?
原発新規制基準、”世界最高基準”どころか周回遅れ:世界一は安倍総理の妄想?
【安倍総理の言う 世界で最も厳しい基準?は、IAEA基準さえ満たさない 世界から周回遅れのユルイ基準

 敵国を挑発する瀬戸際外交?を、積極的平和主義?、「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」、敗戦を終戦事故を事象と、実態をぼかす言い換えで誤魔化しても、危険なものは危険、電力会社に配慮したやさしい基準では、決して安全な原発は実現できない。】

そもそも、検査官が機器やデータを自由に確認できないような検査が、検査と言えるのか?
検査官が、立ち会ったり書類を確認するだけ?なんて検査は、有り得ないだろう。
九電が検査?規制委は確認するだけ? 川内原発 きょうから「使用前検査」
【事前通告とか、度々問題視される他官庁の検査でも、そんな馴れ合い検査は聞いたことがない。
手心 加え放題の検査を、規制庁の検査官はただ傍観するのみ。】

IAEAの指導で、今年4月には、原発の検査制度は改正されているのだから、
20年を待たずに、検査の主導権を電力会社から取り上げ、規制委主体の検査を実施すべきだろう。

尤も、規制委主体の検査を完全実施すれば、現行の自称・世界で最も厳しい基準でさえ、川内・伊方・高浜・玄海・柏崎・東海・・一つとして合格できなかっただろうが・・

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 フクナワ ~福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト~より
安全劣れば手数料倍増 原発新検査、自主的改善促す
【 原発が安全に運転・管理されているかを監視するため、原子力規制委員会が2020年度から導入する新検査制度で、検査結果に応じて電力会社から徴収する手数料を大幅に増額する方針を固めたことが7日、規制委への取材で分かった。従来、年間3千万円程度が必要だが、新制度では結果が悪ければ「追試」が課せられ、2倍近くに増える見込み。

 電力会社が作った検査計画を規制委が確認する従来の制度は、国際原子力機関(IAEA)が、硬直化しているとして改善を勧告。新制度は検査官の権限を大幅強化して抜き打ち方式に改める一方、安全性向上への取り組みの優劣を明確にして電力会社の自主的改善を促す。結果は公表して透明性を高め、信頼確保につなげたい狙いだ。

 規制委によると、新制度では、米国の方式を踏襲し、発電所ごとに結果を5段階で評価。新たな手数料は未定だが、結果が優秀であれば従来とほぼ変わらない見込み。一方、安全性が疑われるような欠陥や問題が指摘された場合、追加検査が実施される。最低評価であれば手数料は2倍近くになるという。

 従来の制度では、運転中の原発は年1回の定期的な検査や審査で一律約3千万円の手数料が必要。再稼働前など、大規模な改造工事を行った場合に実施する使用前検査では約1400万円などを徴収している。

 規制委は新制度導入に合わせ、検査官の増員や強化も実施。人材確保や研修育成費など関連費用として来年度予算の概算要求に約10億円を盛り込んだ。

 ■原発の検査制度の改正 原発の検査については、国際原子力機関(IAEA)から2016年、決められた項目だけを確認する「チェックリスト方式」で硬直化していると改善勧告を受け、原子力規制委員会が改革に着手。17年4月に関連法を改正した。

 20年から運用される新検査制度では、原発の安全確認の責任は事業者にあると明示。検査官は機器やデータを自由に確認できるようにして、事業者の取り組みを包括的に監視する。各原発の評価を公表し、事業者の自主的な取り組みを促す。】